高畑裕太容疑者(22)が起こした強姦致傷事件が、あの“ゲス不倫騒動”のベッキー(32)に影響が出る可能性が出てきた。高畑容疑者がレギュラー出演する予定で、すでに一部収録を終えていた9月スタートのバラエティー番組が、放送できない可能性が高まり、急きょ、前番組の総集編が放送されそうだからだ。この前番組のレギュラーがベッキーだった。総集編放送→そのまま番組復活となれば、ベッキーの本格復帰につながるとみられている。

26日に記者会見を開いた母親・高畑淳子(61)は涙ながらに謝罪し、高畑容疑者と接見した際「どれだけ他の人たちがリカバリーしているのかを伝えた」と、事件によってテレビ番組などに大きな影響が出ていることを伝えたという。

 なかでも注目されているのが、高畑容疑者が出演する予定だった番組だ。9月7日からレギュラー化する「1周回って知らない話」(日本テレビ系、水曜午後7時)で、レギュラー記念2時間スペシャルの収録は、高畑容疑者が事件を起こす直前に終了していた。

「東野幸治と川田裕美がMCを務め、高畑はレギュラーメンバーとしてMCに準じるポジションを与えられ、収録は8月17日に行われたばかりでした。しかも、高畑はとにかく目立っていて、日テレとしては編集でなんとか彼が映り込んでいるシーンをカットしようと必死なんですが、かなり難しい。あのハイテンションですからね。いいところで必ず絡んでくるんです。他にも宮根誠司や岡田結実、藤田ニコル、春風亭昇太、大久保佳代子などが出演していて、最悪の場合、再度、収録をせざるを得ない事態になりそうなんですよ」(関係者)

 ところが事件後、放送日の9月7日までにこの豪華メンバーを再度、集めるのは到底、無理ということが判明。日テレとしては、急きょ、前番組でこのほど打ち切りとなった「真実解明バラエティー!トリックハンター」を復活させる案が浮上したという。

「皮肉にも『トリック――』の今月17日放送の最終回は11・2%を獲得。同枠トップで、今後の特番ソフトとしての復活が決まりました。視聴率好調を受け『1周回って――』が間に合わない場合は『トリック――』の総集編を放送する可能性が出てきた。しかも司会にベッキーを復活させ、再び内村光良とコンビを組ませるというものです」(関係者)

 本紙既報通り、打ち切りとなった「トリック――」は2014年7月に内村、ベッキーのMCコンビでスタートしたが、ベッキーは“ゲス不倫騒動”で今年2月10日放送分までの出演で休養していた。

「ベッキーは1月末から休業し、5月に『中居正広の金曜日のスマイルたちへ』(TBS系)で一応復帰しましたが、他局への事前連絡がなかったことで、金スマ以外の8本もあったレギュラー番組スタッフがヘソを曲げ、復帰が遠のいた。さらに一連の不倫劇でベッキーの素顔があらわになったことで、いまだにスポンサーや視聴者も良いイメージを持っていなかった。もし、単発とはいえ『トリック――』で復帰できるのなら、ベッキーにとっては願ってもないチャンスになるでしょう」と芸能プロ関係者。

 日テレに限らず、高畑容疑者の事件で収録済みだった番組は撮り直しや再編集などを強いられている。テレビ東京は「ドラマ24『侠飯~おとこめし~』」への同容疑者の今後の出演を見送り、これまで収録した分は撮り直した。

「日テレ局内は蜂の巣をつついたような大騒ぎです。『24時間テレビ』パーソナリティーや関連ドラマ『盲目のヨシノリ先生』(27日放送予定)に出演していたため、急きょ代役をNEWSの小山慶一郎が務めることが発表されましたが、それぞれ高畑をキャスティングしていたスタッフは真っ青。『1周回って――』は最低でも約6か月以上も続く予定のゴールデン帯のレギュラー番組ですからね。スポンサーも問題視しかねない」(日テレ関係者)

 高畑容疑者の事件は様々なところに波紋を広げている。