女優の十勝花子さんが21日午後4時6分、大腸がんのため東京都文京区の病院で死去していたことが25日までに分かった。70歳だった。北海道出身。葬儀は近親者で営んだ。

 長女の服部令子氏が故人のフェイスブックを通じて訃報を伝えた。それによると十勝さんは先月末にステージ4の大腸がんが発覚。手術不可能なまで転移しており、治療しなければ余命半年と言われたという。本人はがんと闘い復帰する意思が強かったが、体調が急変し、旅立った。

 十勝さんは歌手としてデビューし、テレビドラマや映画で活躍。テレビドラマでは岡崎友紀(63)主演の「なんたって18歳!」(1971〜72年)や「大地の子」「あばれはっちゃく」シリーズなどに出演した。映画、舞台のほか、バラエティー番組やラジオ番組でも明るいキャラクターで親しまれた。