今月9日にNMB48を卒業した“みるきー”こと渡辺美優紀(22)が21日、都内で行われた初のスタイルブック「MILKY」の発売記念イベントで、芸能界引退について「選択肢の一つ」と明かした。かつて山本彩(23)とNMBの“2大巨頭”として人気を博した渡辺。アイドル時代に築いた地位を捨て、本当に引退する覚悟なのか――。

 報道陣の取材に応じた渡辺は現在、芸能事務所に所属しておらず“フリー”を強調。今後について、「家族が大阪にいるので(生活の拠点を)東京とどちらにするか相談中です。(芸能活動を)続けるかは流れに任せて、真っ当に生きます」と冗談めかしながら語った。芸能界引退の可能性を聞かれると、笑顔で「選択肢の一つとしてあります。(報道陣の)みなさんに会えるのが今日が最後になるかも」と答えた。

 ファッションやメークに興味を示しつつも、芸能活動に対して「自分に自信があるものがないので、今は考えられないです。(仕事のオファーは)私にしないほうがいいですよ。今は全然何もできないので」と明かし、「今までのことは楽しかった思い出としてリセットして、またゼロからスタートしたい」とアイドル業の引退も宣言。「(SNS等で)プライベートな発信はしばらく続けたい」と話した。

 そんな“芸能界引退”示唆に、渡辺を知る関係者は「生粋の“かまってちゃん”気質ですからね。わざわざ『選択肢の一つ』と含みを持たせるあたり、芸能界に未練がないわけじゃない。しばらく休業した後にオファーがあれば、モデルなどファッション関係の道に進むと思いますよ」と明かす。女性人気も高いアイドルだっただけに、ソロ転身後の活躍の場もあるかもしれない。

 ただ、なかなか難しい一面もあるという。こうと決めたら突き進む渡辺の性格だ。NMB在籍時代に卒業を決意した時も発表のタイミングなどで運営サイドと衝突していた。

「4月中旬に発表したが、当初渡辺は3月末のライブツアーでの発表を主張。希望が受け入れられないと、自身のSNSに引退をほのめかす書き込みを連発。スタッフが『書き込まないように!』といくら注意しても、書き込んでしまい頭を抱えていた。NMBでは、芸能活動を継続する卒業メンバーは、系列親会社のよしもとクリエイティブ・エージェンシーへ移籍したり、吉本興業傘下の子会社に移籍するが、手を焼かせていた渡辺をこの先、フォローするかは未知数」(前同)

 NMB卒業後は問題行動を反省しているという渡辺。芸能界で生きる道を選択すれば、これまで以上に厳しい環境が待ち受けるのは確実だが、この気質がネックになりかねない。