年内解散が決まっている国民的アイドルグループ「SMAP」の稲垣吾郎(42)が、18日放送のラジオのレギュラー番組「稲垣吾郎のSTOP THE SMAP」(文化放送)で、メンバーとして初めて解散についてのコメントを発した。全国のファンと芸能メディアが固唾をのんで耳を傾けるなか「ファンの皆様には突然の報告で驚かせてしまって本当に申し訳ございません」と語った稲垣。本紙は、そんな稲垣の直近の“負のオーラ”丸出しエピソードを入手した。

 ラジオのタイトル通り、25周年でSTOPしてしまうことになったSMAP。解散発表時にメンバー5人がコメントを出していたが、この日が初めて肉声で解散について話すとあって、大きな注目を集めた。

 冒頭に急きょ差し込む形での放送となった部分で、稲垣は「すでに報道で皆さんご存じだとは思いますが、SMAPは解散という形を取らせていただくことになりました。ファンの皆様には突然の報告で驚かせてしまって本当に申し訳ございません」と述べた。約30秒にわたってコメントし、「私、稲垣吾郎はこれからも頑張っていきますので、STOP THE SMAPも、引き続きよろしくお願いいたします」と語った。

 SMAPが当初は活動休止とする方向だったことについて、強硬派は香取慎吾(39)と草なぎ剛(42)で、稲垣自身はそこまでかたくなな態度ではなかったとされている。

「1月の独立騒動が表面化する前の昨年秋ごろの時点では、稲垣は木村拓哉とともに残留するのでは?という観測が流れたほど。最終的に稲垣も解散に同意したが、当時はここまでの事態を考えていなかったのでは!?」と芸能プロ関係者。

 今後、稲垣を含めた“造反組”は事務所に残るものの、厳しい立場に追いやられるのはまず間違いない。

 ある芸能関係者は「稲垣にとっては、そこも織り込み済みではとみられている。というのも、稲垣の周りには芸能人よりも青年実業家のような人物が多く、その影響を受けている。だから、1月の騒動当時も『店を出すのもいいかもね』などと話している姿が目撃されていたりする。無理に芸能界にしがみつくというスタンスはないかも」。

 とはいえ、長年やってきたSMAPの解散が決まって、すぐにせいせいしたという気持ちにはなれないのだろう。

 解散発表当日の14日、稲垣は都内でフジテレビ系ドラマ「ほんとにあった怖い話」(20日放送)の撮影を行ったが、その表情に明るさはみじんもなく、沈痛な面持ちだったという。

 ある制作会社スタッフは「稲垣のヘアメークを担当しているのは、小倉優子の夫の美容師で、最近不倫がバレた菊地勲氏(45)で、この日も現場に来て、稲垣のヘアをセットしていましたよ。さすがに何を話していたかは分かりませんでしたが、2人とも非常に暗い表情で意気消沈していました。負のオーラ出しまくりだったので、誰も突っ込めませんでした」。

 菊地氏といえば今月上旬、「週刊文春」に不倫していると報じられたばかり。妻の小倉優子(32)が妊娠中であること、さらに不倫相手は小倉の所属事務所の後輩・馬越幸子(25)ということから、世間から大バッシングを浴びている。

「今年最低のゲス不倫と言っていいほどで、もちろん小倉は大激怒。菊地氏は今も針のむしろ状態で、ある意味で稲垣よりもずっとヤバい立場だ」とテレビ局関係者。

 稲垣と菊地氏――抱えている問題はまったく違う種類のものだが、どちらも気持ちが晴れないことは確かだ。2人で傷をなめあっていたのかもしれない。