女優の上白石萌歌(かみしらいし・もか=16)、演歌歌手のさくらまや(18)が17日、東京・新宿文化センターで行われた「赤毛のアン」東京公演前に報道陣の取材に応じた。

 主人公のアン・シャーリー役の上白石は「見どころは全部です。まばたきをせずに楽しんでください」とアピールした。

 2011年「第7回東宝シンデレラオーディション」のグランプリを最年少で受賞した上白石。姉で女優の上白石萌音も、昨年の同ミュージカルでアン役を演じた。

 姉からのバトンタッチされた形となった上白石は「姉から毎日にようにアドバイスをもらっています」と感謝しつつも、「まったく違うものになっている。姉のいい部分を少しずつもらいながら自分の演じたいように工夫している。姉よりも真っすぐなアンを演じたい」とライバル心をのぞかせる。

 昨年に続き、アンの友人ダイアナ・バリーを演じるさくらは上白石姉妹の違いについて、「基本的には全然違うアンだけど、ふとした瞬間の言い方とかが似ているので懐かしい」と明かした。

 札幌と仙台公演を終え、今回の東京公演後には大宮、名古屋、広島、福岡、大阪で公演を行う。さくらは「(札幌公演の)打ち上げではカニを食べた。差し入れもいただいて、仙台で『ずんだもち』を食べて。福岡ではもつ鍋かな…食い倒れ紀行だ」とおどけて、「舞台で踊ってなければ超太ってます」と報道陣を笑わせた。

 また、昨日のリオ五輪卓球女子団体3位決定戦で、日本の銅メダル奪取を見届けたというさくらは「寝ようと思ったけど、寝れなくて見ちゃいました(苦笑い)。見ていて自分も頑張んなきゃと思うし、(勝ったので)スッキリ寝れました」と笑顔を見せた。