お笑い芸人・間寛平(67)が総監督を務める「RUN FORWORD KANPEI みちのくマラソン2016」が10日、スタートした。

 これは東日本大震災の被災地に元気を届けるためお笑い芸人らが福島、岩手、宮城の3県をたすきをつないで駆け抜けるプロジェクト。寛平は「復興に向けて忘れられないようにせんと。景色を見ても、少しずつ復興は進んでいるけど、まだまだ先は長い。これからもずっと続けていきます」とアピール。

 さらに「阪神大震災も復興まではすごい時間がかかったけど、みんなの支えがあってここまでこれた。東北も時間はかかるかもわからんけど、必ずゴールは来ると思うから、みんなで頑張りましょう」と呼びかけた。

 5回目となる今回は、スタート地点を福島県楢葉町の「Jヴィレッジ」に変更した。ここは懸命な復旧作業が続く福島第1原発からはおよそ20キロの場所にある。

 寛平は、Jヴィレッジ取締役の小野俊介氏に、スタートの掛け声として自らのギャグである「アメマ~!」をリクエストして出発。この日は「福島県の住みます芸人」のぺんぎんナッツや地元局のアナウンサーらも参加し、いわき市内までたすきをつないだ。

 このプロジェクトは15日間にわたって36市町村をめぐり、過去最長となる計684キロを走破。ゴールである岩手県宮古市役所に24日に到着する予定となっている。