未確認生物の代表格のネッシー。あまりに有名な未確認生物であるだけに、実在の証拠とされる写真や動画には多くのフェイクも含まれている。ネッシーを代表する「外科医の写真」をはじめ、有名な写真にはフェイクや誤認説が出てきているものが多い。

 目撃例も減少の一途であったため、ネッシーはやはり実在しないのではないかという声も上がってきていた。

 だが、今年に入ってからも複数の目撃証言や写真が撮影され、にわかに注目を集めている。

 今年撮影されたネッシーの姿は、ネス湖に設置されたライブカメラ映像のキャプチャであった。リアルタイムで目撃され、撮影されたものではあったのだが、カメラがネス湖から遠かったのもあって、小さな姿でしかなかったのが残念なところだった。だが、先日確認され、写真に収められたものはもう少しネッシーとしての姿が確認できるものだった。

 撮影したのはロンドン在住の学生で、ネス湖に観光に訪れていたという。撮影者はネッシーの存在に関しては、どちらかというと否定的な方だったのだが、観光用の小さなボートでネス湖の湖面に出ていたとき「薄い蛇のような頭」が遠くの水面から出てくるのを目撃。あわてて手にしたカメラで撮影したのだという。

 写真には遠景だが、確かに黒く鎌首をもたげた蛇の頭部のようなものがはっきりと写っていることが分かる。

 近年はネッシーの目撃証言が減少していただけに、地元でネッシー研究を行っている人たちは今回の目撃証言と撮影された写真に大きな関心を寄せているようだ。今年に入ってネス湖では様々なネッシーの話題が出続けている。ネッシーが活性化しているのか、はたまた何かが起きる前触れなのか。ネッシー研究家やネッシーファンたちは、ネス湖に熱い視線を寄せているという。

(提供=ミステリーニュースステーションATLAS