人気アイドルグループ「TOKIO」の山口達也(44)が5日、都内で記者会見を行い、2008年3月に結婚した5歳下の“モデル妻”と離婚したと発表した。ジャニーズ事務所のタレントの離婚会見は史上初。しかも普段はジャニーズと敵対するメディアを招き入れ、会見後には山口自ら出口に立ち取材陣を見送ったから驚かされた。こんな“らしからぬ神対応”を見せた裏には、知られたくない隠された離婚原因があった!?

 異例尽くしの会見だった。5日午前に代理人を通じ離婚届を提出した山口は、マスコミ各社に会見開催を伝える文書をファクス送信。ジャニーズでは史上初となる離婚会見について山口は「2008年の結婚の時も自分の口で話したので、今回も」と説明した。

 会見には、いつもなら「ジャニーズ取材NG」のメディアも招かれた。その理由についてジャニーズ関係者は「いいんだよ、そういう場だから」と太っ腹対応。“制限なき離婚会見”は山口たっての希望だという。

 濃紺のスーツ姿で現れた山口は冒頭で離婚原因に言及。「妻と出会って16年以上、結婚して8年以上。そのなかですれ違い、性格の不一致という言葉では簡単に片付けられないことがあった。仕事もプライベートも自分本位で未熟だった。彼女の疲れ、ストレスに気付かなかった」と述べた。

 小学2年の長男と幼稚園年長の次男がいるが、山口が結婚直後から仕事や趣味を優先するあまり「妻に家事の一切を負担させることになってしまった。『大切な時にお父さんがいない』ということもあり、夫婦げんかも多かった」。そうした状況が続き、夫妻は3年前から離婚を意識するようになったという。

 今年4月には別居を決意。山口は妻と子供の住むマンションから徒歩5分の場所に移り「いついつなら子供に会えるとか、妻に連絡するようになった。それが良かったのか、彼女とのけんかはなくなった」。別居により、夫婦の心地良い距離感を見つけたようだ。

 山口は「家族関係を良くするための離婚」と断言。息子2人の親権は妻が持ち、慰謝料はゼロ。山口は養育費など生活費のすべてを負担する。

 誠実に家族と向き合う姿勢に、取材陣からは「男を上げた」と称賛の嵐。さらに会見終了後には会場の出口に立ち、報道陣一人ひとりに頭を下げて見送った。天下のジャニーズタレントがここまでするのは異例で、逆に恐縮する記者が続出した。

 この「神対応」によりメディア関係者の理解は得られたようだが、一方で“隠れた離婚原因”に挙げられたのが酒グセの悪さだった。

 芸能関係者は「TOKIOメンバーではリーダーの城島茂と山口が酒乱。山口は飲むと気が大きくなる典型的なタイプで、追っかけファンの女性にも見境なく『なんだ、おまえら!』と威嚇し、マネジャーがなだめることもあった。奥さんとのけんかも、酒が入っていたらとんでもない暴言を吐いていたのでは」と指摘する。

 また、都内の会員制バーではこんな泥酔目撃談も。「カウンターに座る美女をナンパしていた山口さんの口説き文句がなかなかエグかった。『俺、絶対にうまい自信があるんだよね。どう?』と、しきりに“何か”をアピールしていた」(別の関係者)

 7月4日には、日本テレビ系「ZIP!」に眼帯姿で生出演し話題となった。当時は「自転車で転んだ」と説明していたが、1か月後に離婚に至っただけに「何かあったのでは」と勘ぐられても仕方がない。取材陣から「顔のケガも離婚に関係が?」と質問が飛ぶと山口は「(けんかで)誰かに殴られてたら、テレビに出れていませんよ。事件ですから。本当に自転車でコケただけです」と苦笑いしたが、真相が気になるところだ。