人気アイドルグループ・AKB48の“ぱるる”こと島崎遥香(22)が29日、都内で開催された「Girls Summer Festival by GirlsAward」で“初ランウェイ”を飾った。

 大人びた表情でステージを闊歩した島崎は「(ランウェイは)初めてだったので、どういう表情をしたらいいのか分からなかった。アイドルとはまた違った表情をしないといけないと思って…」と初体験を振り返った。

 そんな島崎は公開中の映画「ホーンテッド・キャンパス」(竹本聡志監督)で、ヒロイン役を熱演。これまで「マジすか学園」(ドラマ)、「私立バカレア高校」(ドラマ、映画)、「劇場霊」(映画)などの作品に出演し、女優としての評価を高めてきた。最近、好評を博したのは4月期のドラマ「ゆとりですがなにか」(日テレ系)だ。

「主人公の妹・ゆとり役を演じた島崎は『野心なし、競争意識なし、協調性なし』といわれるゆとり世代を見事に演じた。違和感のない自然な演技が好評で、スタッフやファンの間でも『普段の“ぱるる”そのもの』という声も出た」(テレビ局関係者)

 そんな姿にOGの前田敦子(25)、大島優子(27)らのように、女優業への本格進出を期待する声もあるが、島崎本人は「(今後)特に何になりたいというのはない」と“自然体すぎる”発言で困惑させているという。

「島崎は何度か卒業を考え、同期で総監督を務める横山由依に泣きながら引き留められて思いとどまったこともある。来年にも卒業が視野に入っているといわれますが、どんなに女優として評価されても“芸能界引退”をにおわせるマイペースぶりは変わらない。そんな個性も持ち味だけに、周囲も頭を抱えることもあるようですね」(前同)

 代名詞の“塩対応”が流行語大賞にノミネートされるなど、新たなアイドル像を確立してきたが、どんなに評価されてもぱるるの姿勢は変わらないようだ。