ヒップホップグループの「ET―KING」が29日、大阪市内のライブハウスで行われたショーケースライブ「NANIWAdelic(ナニワデリック)」開催会見に登場した。

「NANIWAdelic」は吉本興業が、ライブハウスを音楽だけでなく、さまざまなジャンルのエンターテインメントの場にしようと始めたイベント。

 ET―KINGのリーダーでMCのいときん(37)は「僕らは今年18年目に入ったんですが、僕らの周りにもブルースであったり、ソウルであったり、いろんなバンドマンが地下で演奏している。そういった人らが日の当たる場所で飯を食えるようになれば一番いいと思います。外国に行けば飯を食える才能を持ってる人が、日本やったら食えないというアーティストがたくさんいるので、これが一つのきっかけになれば」と意気込みを語った。

 その結果として、「『NANIWAdelic』が大きくなって、ギャラが増えたらいいです」と笑った。

 会場には多くの吉本興業所属芸人も駆けつけた。

 昨年、リズムネタ「ラッスンゴレライ」でブレークしたお笑いコンビ「8・6秒バズーカー」のはまやねん(25)は「5月から東京に移ったんですが、東京の生活に慣れない。『NANIWAdelic』を利用して、大阪に徐々に帰ってこようかな」と自虐的に話した。

 一方、相方の田中シングル(25)は、DJをすると告知すると、「売れなくなったら、芸能人ってDJするのね」と言われるのが不満だと言う。「僕らもネタも入れたりして、本気でDJをやってるので、『NANIWAdelic』を利用して知らせていきたい」と意気込んだ。