12日に死去したタレントで元参院議員の大橋巨泉(本名・大橋克巳=享年82)さんの妻・寿々子さん(元タレント浅野順子)は、20日に発表したコメントで「闘病生活に“アッパレ!”をあげて下さい」と故人をたたえつつ、治療への不信感をのぞかせた。

「もし、一つ愚痴をお許し頂ければ、最後の在宅介護の痛み止めの誤投与が無ければと許せない気持ちです」

 4月から在宅介護を受けていた巨泉さん。夫人はコメントで「先生からは『死因は“急性呼吸不全”ですが、その原因には、中咽頭がん以来の手術や放射線治療などの影響も含まれますが、最後に受けたモルヒネ系の鎮痛剤の過剰投与による影響も大きい』と伺いました」と明かしている。

 がん闘病において、モルヒネは「痛みを消し、延命効果もある」最高の鎮痛剤などといわれる。巨泉さんへの投与の実態は不明だが、夫人がわざわざ記述したことは、相当の憤りをうかがわせる。