20日、都内で客船「コスタ ネオロマンチカ」の日本就航プレス発表会(コスタクルーズ主催)が行われ、フリーアナウンサーの高橋真麻(34)が出席した。

 欧米を中心としたブームにより、世界のクルーズ人口はこの10年間で7割も増え、2200万人を突破。同社が参入後、中国は10年間でクルーズ人口が激増し、70万人を超えている。

 日本はこの波に取り残され、このところ約22万人と横ばい状態だ。理由はこれまで日本のクルーズ旅が高額で、長期休暇が必要な場合が多かったことによる。客層は裕福なシニア層が中心だった。

 ところが、世界ではリーズナブルな価格のクルーズ旅が8割超を占め、食事からアクティビティーまですべて込みと手間がかからないことから、旅行の選択肢の一つとしてファミリー層に人気を博している。国土交通省も外航クルーズ船の寄港を促進しており、今後はわが国にも本格的なクルーズブームが到来する可能性がある。

 一般にクルーズはラグジュアリー、プレミアム、カジュアルの3セグメントに分かれるが、本船は全長221メートル、5万7000トンの中型船で1800人を収容する。150億円をかけて改装し、プレミアムに近いカジュアルクラスの客船だ。

 最安の客室は1泊あたり食事込みで約1万円から(13歳未満は無料)。値段が手ごろな割に設備が充実し、多彩なアクティビティーを楽しめる。

 2017年春から秋にかけて、福岡、舞鶴、金沢、函館、韓国、ロシアのウラジオストクなどに寄港する4泊から7泊のコースがあり、来月19日から旅行代理店で販売を開始するという。

 この日、ゲストの高橋真麻は「朝からプールサイドでシャンパンを飲んでスパに行きたいし、特別な時に着たいと思いながらタンスの肥やしになっているパーティードレスを着たい」とコメントした。

 船内では朝食から夜食まで料理が食べ放題(一部高級レストランは有料)で、1泊1キロ太ると言われている。イタリア船籍だけに、高級レストランにピザ釜やワインバーも備えてあり、お手ごろ価格で楽しめる。食いしん坊で酒好きの真麻は「ゴムのスカートにしなきゃ。飲まなきゃ損」と楽しみにしていた。