タレントの大橋巨泉さん(享年82)の訃報を受け菅直人元首相が20日、自身のブログを更新して、しのんだ。

巨泉さんは2001年7月、参院選に民主党から出馬して当選。当時、菅氏が幹事長を務めていた。

(以下、全文)

「大橋巨泉さんが亡くなったという訃報をテレビで聞いた。近年がんと闘っておられることは知っており、回復を祈っていた。残念だ。

 私が民主党の幹事長を務めていた2001年、巨泉さんに民主党から参院選に出てもらいたいと、アメリカにおられた巨泉さんに会いに行って説得し、出馬してもらった。トップで当選された。しかし、巨泉さんは本来の自由人で政党の党議拘束に従える人ではなく、半年余りで自ら参院議員の辞職を決意。その時自分が辞めたらだれが繰り上がるのかを考え、ツルネン・マルテイさんが繰り上がると知って、それなら譲ってもいいという気持ちだったようだ。政治家としても筋を通した人だった。

 ご冥福を心からお祈りします」(原文ママ)