UFOが落とした謎の金属箔 「銚子事件」の謎を追え!

2016年07月13日 16時00分

 ロズウェル事件やモーリー島事件など、UFOが目撃された際にUFOの破片や部品らしき謎の金属物質が発見されることがある。

 実は、日本でもUFOが目撃された後に、謎の金属片が採取されていたという事件が起きていた。昭和31年に千葉・銚子市で起きていた、銚子事件である。

 同年9月7日午後7時ごろ、千葉県の銚子一帯で謎の飛行物体が目撃された。そして、一部に謎の金属箔が降り注いだという。この時、空から降ってきた金属箔を、地元の医師である滝田氏が回収することに成功した。

 当時は日本でもアダムスキーらUFOコンタクティの話が有名になっており、UFOブームが起きていた。その影響を受けてか、日本国内でもUFO研究を行う人が多数出てきて研究グループも複数できた。そのグループを介して、銚子で回収された謎の金属箔は専門家による化学分析が行われることになった。普通、こういうUFO関連の事件で発見された物質に関して、本格的な調査・分析が行われる機会は少ない。

 銚子で滝田氏が回収した金属箔は長さ4~5センチ、幅1ミリ、厚さ10ミクロンという非常に細かく薄いものであったという。この金属箔は都立工業奨励館にて分光分析が行われ、主成分がアルミニウムで10%鉛が混入しているという結果が出た。アルミニウムに対しては、0・3%以上の鉛は混入できないとされている。そこで再度金属箔を分析してみると、金属の裏に薄くビニールのコーティングがなされており、その中に黒い粒状の鉛が点在していることが判明した。しかし分析した技師によると、鉛がビニールに混入した際には溶けて透明になってしまうはずなので、このような状態は非常に珍しいとのことであった。また、極微量のバナジウムも混入していたことが判明したという。

 この金属の正体を求め、UFO研究グループの人々は様々なところへ取材を行った。国内の金属メーカーに問い合わせたが、そこでも正体・用途ともに不明。日本のロケット技術・宇宙開発の父である工学博士の糸川英夫氏に質問すると、米軍の気象観測用ロケットに使うものではないかと見られたが、気象庁の見解では同様の金属を気象観測に用いることはないという回答がなされたという。

 彼らは最終的にアメリカ大使館へ問い合わせ、レーダーの防空演習に用いられるレーダー妨害用のチャフではないかと質問してみた。だが、ここでもUFOが目撃され金属箔が落ちた日には演習を行っておらず、同様の金属箔は米軍でもそう扱わないものであったという結論が出たというのである。

 果たして、銚子で発見された謎の金属箔の正体は何だったのか。残念ながら、金属箔は現在滝田氏の手元にもほぼ存在しておらず、全ては謎のままとなっている。

 今年夏、銚子市ではこの銚子事件を元にUFO関連のイベントが多数行われる。7月24日には大規模なUFO召喚イベントも行われる予定だ。もしかすると、あの金属箔をもたらしたUFOが再び我々の前に姿を現すのかもしれない?

(提供=ミステリーニュースステーションATLAS

 

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