東京都知事選(14日告示、31日投開票)に出馬が取りざたされているタレントの石田純一(62)が7日、羽田空港で記者団の取材に応じ「市民団体から要請があった。自分のなかで本当に決めていない」と打診を認めた。家族や仕事などの調整ができ次第、何らかの意思表明を行うという。

 午後9時過ぎ、羽田空港に降り立った石田は、「市民団体とは意見交換をしてきて、平和憲法とか戦争をやらないとか、そういう話をさせてもらっている。あと育児支援とか考えることは同じ。そういう流れでこの話が出たんだと思う」と話した。

 また、政党からのオファーは否定し、「期待されているのか、批判されているのか分からない。自分のなかで本当に決めていない。気を持たせたりや、もったいぶったりすることもない」と発言。出る出ないの決断をしたら、すぐに記者会見を開くという。

 もっとも、乗り越えるハードルは決して低くない。

「家族にはやめてと言われた。仕事はまだクリアにできていないので相談していく。身体検査? それは大丈夫ですね。過去の話ではなくこれからの話をしたい」

 決めていないとはいうが、今の政治に疑問もある様子だった。