元俳優の高知東生容疑者(51)の覚醒剤・大麻事件による逮捕で、芸能界でも改めて薬物対策への関心が高まる中、「タイタン」社長でタレントの太田光代(51)が注目発言。4日、都内で日本酒「三二四の酒」発売記者会見に登場し、薬物問題にも言及した。

 お酒好きの太田社長は「利き酒師」(日本酒サービス研究会認定)の資格を取得。酒造メーカー「沢の鶴」とコラボし、田植えや稲刈り、仕込みから搾りまで携わった2種類「純米原酒生貯蔵酒」「濃熟タイプ吟醸酒」をプロデュースした。

 こだわりの酒を夫の爆笑問題・太田光(51)も試飲。「おいしいと言ってくれました。日本酒の味は好きなんです。ただ、お酒自体が飲めないので」(太田社長)

 タイタンといえば前大阪市長のタレント・橋下徹氏(47)が所属。東京都知事選出馬の可能性について聞かれた太田社長は「この場をお借りして言いますが、ありません」と断言。「お酒を飲み過ぎないようにとは言われます。年下なんですけどね」と苦笑いした。

 終始、和やかな会見だったが、緊張が走る一幕もあった。囲み取材で覚醒剤取締法及び大麻取締法違反容疑で逮捕された高知容疑者についても話題が及んだ時だった。

 過去に所属事務所社員が交通事故を起こし解雇処分となり、その翌年に同社員が覚醒剤事件で逮捕された経験がある太田社長は「少し態度がおかしいので脳腫瘍かと思い『病院行きなさい』と。周りにいないから、(中毒者とは)分からなかった。一般企業も含めて薬物検査を義務化にすれば、保険適用にもなる」と意見を述べた。

 ここまで薬物検査にこだわる訳は「芸能界全体が悪いイメージになってしまう。義務化すれば、薬物をやっているタレントは最初からその事務所に所属しようとは思わないでしょう。芸能界でもルール作りができれば…」と明かした。

 2009年に酒井法子(45)、押尾学(38)が逮捕された当時も、薬物検査の必要性が叫ばれた芸能界。

 太田社長の提言に賛同する事務所は出てくるのか。