“都の顔”選びに苦悩の民進 やっぱり蓮舫氏に頼むしかない?

2016年07月02日 10時00分

蓮舫氏のウルトラCはあるか

 東京都知事選の候補者選びは迷走している。自民党東京都連が期待していた前総務事務次官の桜井俊氏は固辞。となると、小池百合子元防衛相(63)しかいなくなるが、無断で出馬表明したことに自民党は苦りきっている。

 6月30日の萩生田光一官房副長官(52=都連幹事長代理)の言葉にも表れている。「有力な候補として対応を考えていくことになるんじゃないか」と支援をほのめかしたが、同時に勝手に出馬表明したことには不快感も示した。

 一方、民進党はもっと深刻だ。党内で名前が浮上しているのは江田憲司代表代行(60)、柿沢未途衆院議員(45)、海江田万里元民主党代表(67)、長島昭久衆院議員(54)の4人。もっとも、積極的に推したい候補とは言いがたい。

「柿沢氏は選挙区が東京にあるとはいえ、小池氏に知名度は劣る。海江田氏にいたっては代表のときに落選してしまうほど選挙に弱い。長島氏は当初、自民党から相乗りの期待が出たほど保守色が強い。知名度では江田氏がいいですが、地元は神奈川なので」(永田町関係者)

 また、党外の候補者として元鳥取県知事で民主党の菅直人政権時代に総務相を務めた片山善博氏(64)の名前も浮上しているが、すでに本人が不出馬の意向を表明している。だが、ウルトラCがないわけではない。「やっぱり蓮舫氏を候補にという意見は今後出てくるでしょう」(前出の関係者)。女性には女性をというだけではなく、知名度も抜群だ。

 10日が参院選の投開票なので、14日告示には間に合う。民進党関係者は「理屈はそうですが、それをやったら有権者の反発を食らうし、優柔不断なイメージも持たれてしまう」と否定的。民進党としては自民党が小池氏を支援せず、分裂選挙になるかを見極めるしかない状況だ。