恐竜と人間が共存していた!?米国パラクシー川の「2種類の足跡化石」

2016年06月28日 16時00分

 かつて地球上に君臨していた巨大な生物、恐竜。約6500万年前と、はるか昔に絶滅してしまったが、化石や古生物学者らの研究結果から想像されるその姿は、現代に住むわれわれを魅了してやまない。

 人類の祖先が地球上に現れたのは、今から約600~700万年前だと言われている。恐竜が絶滅したはるか未来に生まれているので、たとえ人類の祖先であろうとも、生きている恐竜と対面することはできない(古生物学上の定説が正しいとするならば)。

 だが、恐竜と人間が共存していた証拠とされる「化石」が発見されているのだ。

 米テキサス州グレンローズを流れるパラクシー川は多くの恐竜の足跡化石が発見されていることで有名な場所である。現在、ここは州立恐竜渓谷公園に指定されている。ここで発見された足跡は、様々な恐竜たちの行動や活動の様子を伝えてくれる立派な古生物学的な資料なのだが、この足跡化石の中にとんでもないものが交じっていたのだ。

 それはなんと、人間の足跡である。大きく円形の、草食恐竜のものとみられる足跡と交差するように、裸足の人間の足跡らしき化石が点々と続いているのだ。発掘調査の結果、この人間のものらしき足跡は計80個。この足跡は1億1000万年前から1億5000万年前、白亜紀前期の地層に存在するもので、研究の結果彫刻した痕跡がないことから本物の足跡化石である事が判明した。この足跡は右、左と普通の生物のように足を踏み出している。また、普通の恐竜は爪先で歩くが、この人間のものらしき足跡は足裏を使って歩いている。つまり、恐竜のものとはいえないという説が出たのだ。

 一時は古生物学の常識が覆るかと思われたこの足跡化石だが、後年の研究結果で実際には3本分の指の跡が存在していたことが判明したのである。つまり、はっきり見えなかっただけで実際には3本指をした大きな恐竜の足跡だったのだ。現在では、この化石は恐竜の生態と地質を知るための資料となっている。

 

(提供=ミステリーニュースステーションATLAS