今春の不倫騒動で今回の参院選を断念したとされる作家・乙武洋匡氏(40)に関して、23日発売の週刊誌「週刊新潮」「女性セブン」が夫人と別居していると報じた。離婚を視野に入れた話し合いをしているとも。

 乙武氏は自身の誕生日を祝うパーティー(4月5日)で、自民党から参院選への出馬を宣言するはずだったが、一転、3月下旬に週刊誌で報じられた不倫を謝罪することとなった。

「皆さんに騒動を謝った上で、再出発するため、説明させていただきたかった」と乙武氏は涙声であいさつ。夫人も壇上に立つと「私たちは普通の夫婦ではありません。非常に不便です。(障害のある夫は)トイレも1人じゃできません。その中で疲れ切り、夫の面倒を見られなくなっていった。(乙武氏が)外泊すると、正直ホッとした部分もあった。そういうことが、夫を追い詰めていったように思います。私も反省しなければいけない」と話した。

 夫婦でやり直しを誓ったはずだった。なのに今回、週刊誌で別居が報じられた。

乙武氏を知る関係者は「問題は昨年、政界進出の準備に入っても乙武さんの浮気が続いたことです。夫人は夫が都知事、政治家を目指すことを陰で応援していたので浮気に目をつぶっていたんだと思います。今回の別居は、政治家転身が難しくなり、夫婦の張り詰めていた緊張の糸が切れたのではないか」と話した。

 実は、おおさか維新の会も乙武氏に参院選東京選挙区での出馬を打診していた。自民党は乙武氏の不倫問題が報じられたことで公認の見送りを決めたが、おおさか維新の松井一郎代表(52)らが「不倫問題で、これまでの活動や実績が否定されたわけではない」と判断したからだ。だが、乙武氏はおおさか維新に対し「出馬は考えられない」と返答した。

「本人も自民党がダメなら他党からの立候補を模索していたと聞いていた。夫婦関係がギクシャクした時期と重なり、出馬の打診を断ったのかもしれない」と前出関係者はみている。