お笑いタレントの長原成樹(52)、高山トモヒロ(47)が21日、大阪市内で、プロの悪役を育てるプロジェクト「なんば悪役組合」の旗揚げと組合員オーディション開催を発表した。

 元ヤンキーで吉本興業きっての“ワル”として知られる長原が、コメディーからシリアスまで幅広い悪役をこなせる役者を育てるプロジェクトを立ち上げた。9月11日になんばグランド花月で旗揚げ公演を行う。

 長原は「『仁義なき戦い』の時代と違い、今は強烈に印象に残る役者がいない。『悪役商会』の八名信夫さんのように、いつか主役を張れる役者が出てくれればいいですね」と意気込んだ。

 オーディションに向けては「舛添さんに来てもらいたい。ものすごい悪い顔をしてる。生きざまが出るんですかね、本職でもあんな怖い顔の人はいない。お芝居教えたららすごくええ感じになると思う」と、政治資金の公私混同問題でこの日辞職した舛添要一前東京都知事にまさかのラブコールだ。

 続けて「(舛添氏は)20年以上前に仕事で一緒になった時は、すごくいい人だったんですけどね。国会議員になってから顔つきが変わってきたのかな~。もし出てもらえるなら、そのまま都庁を舞台に横領事件の話で。海外公演に行っても、飛行機はエコノミー、ホテルは民泊に泊まってもらいます」と話し笑わせた。