心不全のため、14日に亡くなった女優の白川由美さん(享年79)の通夜が17日、都内でしめやかに営まれ、俳優の津川雅彦(76)、村井國男(71)、女優の音無美紀子(66)、松嶋菜々子(42)、井上真央(29)らが参列した。

 津川は「僕も3回、心臓の手術をやっている。長いこと心配かけたり、看病されるより、ずっといい。うらやましい。新鮮な悲しみでいい。すてきな死に方だったね。年を取って、ナチュラルになったというか、いい芝居をするようになった」と故人をしのんだ。

 音無は「白川さんのご友人の方に聞いたんですが、亡くなる2時間前に電話をしていたそうなんです。旅行に行く約束をしていたそうです」と明かし、夫の村井は「本当に(二谷さんと)白川さんはすてきなカップルだった。憧れでした」と話した。

 所属事務所が同じで、白川さんの後輩にあたる松嶋は沈痛な面持ちで報道陣に一礼し、立ち去った。同様に井上も悲痛な表情を浮かべ、言葉を発することはなかった。

 告別式は18日午前中に行われる。