俳優・生瀬勝久(55)が16日、大阪市のNHK大阪放送局で行われた次期朝の連続テレビ小説「べっぴんさん」(10月3日~)のスタジオ取材会に登場した。

 ヒロイン・すみれを演じる芳根京子(19)と、その姉のゆりを演じる蓮佛美沙子(25)の間に立った生瀬は「娘たちがいる前でこんなことを告白するのもあれなんですけど、27年くらい前に『純ちゃんの応援歌』で朝ドラにレギュラーで出まして、当時『槍魔栗三助(やりまくり・さんすけ)』っていう芸名だったので、それではNHKには出れないということがあって、本名の生瀬でやりまして」と発言。

 驚き顔の芳根と蓮佛に「ゴメンね。お父さんにはそういう過去があるんだ」と話し、報道陣を笑わせた。

 生瀬の過去話に蓮佛は「お父さんの過去を知ってしまってビックリ」。

 一方、芳根は事情がピンとこない様子で、どう反応していいのか分からない表情のまま生瀬の顔をしばらくじっと見つめた。見かねた生瀬は「槍っていう字にね、悪魔の魔にマロンに三つの助平」と漢字の書き方から経緯を説明。芳根は「こうして出会えてうれしいです」と照れ笑いしながら答えた。

 同席した中村玉緒(76)から「戸籍も?」とおとぼけ質問されると「戸籍は生瀬です。槍魔栗は違います(笑い)」と苦笑いした。