舛添要一都知事(67)が「正月に家族連れで事務所スタッフと会議した」とする、千葉県木更津市のリゾートホテル「龍宮城スパホテル三日月」が、“舛添スキャンダル特需”で予約が殺到している。

 13日の集中審議で鈴木隆道氏(自民)は、会議費名目で政治資金収支報告書に記載した同ホテル滞在について、面談相手とされる出版社社長の名を明かすよう求めたが、舛添氏は「政治家としての信義」を理由に強く拒んだ。この社長との面談がなければ、政治資金規正法の虚偽記載に抵触する可能性もあるので大きなポイントだ。

 舛添氏が報告書に会議費として2013年の正月の3日に23万7755円、翌年の1月2日に13万3345円で合わせて37万1100円を計上した“公私混同疑惑”を報じた「週刊文春」が発売された5月11日以降、同ホテルには「舛添都知事が宿泊した部屋は?」との問い合わせ電話が殺到した。

「多い時で1日、1000件を超えたというからすごいですよ。問い合わせだけでなく、予約も殺到。夏休みはもちろん、9月上旬まで予約はいっぱい。思わぬ“舛添スキャンダル”による経済効果です」(旅行ライター)

 舛添氏の疑惑がホテルに経済効果をもたらすとは皮肉な話だ。