特番クルーの前に未確認生物!?パプアニューギニアのUMA「ミゴー」

2016年06月11日 16時30分

 昔から写真や動画にその姿が記録され、そのたびに世界に衝撃を与えてきた未確認生物。だが、多くの未確認生物は意図してその姿を記録しようと思ってもできるものではない。今まで世界中の、多くのテレビ番組が未確認生物の追跡番組を撮影してきたが、成果を上げたものは少ない。

 そのごくまれなケースが、1994年にTBSが撮影したパプアニューギニアのUMA「ミゴー」である。

 ミゴーはパプアニューギニアにあるニューブリテン島のダカタウア湖に生息しており、体長は約5〜10メートル程度。長い首には馬のようなたてがみがあり、ワニに似た尾と鋭い歯を持っているという。非常にどう猛な性格だとされ、現地の人々は非常に恐れていたという。

 1994年TBSが撮影した動画には、実に30秒にもわたってミゴーのものらしき体の一部が写り込んでいたのである。なお、2008年には日本テレビもミゴーらしき謎の影を捉えている。

 なお、ミゴーは現地の言語の一つであるトク・ピシンでは「マサライ」と呼ばれている。パプアニューギニアには同じ「マサライ」という名の精霊の伝説が残っており、部族によってはミゴーはマサライと同一視され、神聖視されてもいるとみられている。このマサライは模様のあるヘビないしは、双頭のヘビの姿をしていると言われ、狩猟神でもあるが自分の領域を犯したものには容赦ない災厄をもたらすとして恐れられている。一見ミゴーとマサライでは姿がかけ離れているように思えるが、長い首からヘビを連想したのかも知れない。

 現地の人々の伝説も含めれば、ゆうに数百年は目撃されているUMAミゴーの正体には諸説ある。有名なものは絶滅した古代の巨大海棲ハ虫類モササウルスや絶滅した大型のワニ、ディノスクスではないかとするものだ。原住民らのワニに似ているという目撃証言などから考えられたものだが、いずれも仮説の域を出ない。

 実は一番有力視されているのが、普通のイリエワニの誤認説だ。前段で現地の精霊「マサライ」を紹介したが、実は現地の人々はイリエワニのことも同じく「マサライ」と呼んで恐れているのだ。前述の動画に関しても、検証の結果いずれも遠くに浮かんだワニや流木などを捉えたものではないかとする意見が海外のUMA研究家らから上がってきている。

 人は人間よりはるかに凶暴で力の強い動物を神格化する傾向にある。ダカタウア湖に生息する凶暴なイリエワニもまた、神格化されるうちに未確認生物「ミゴー」としての姿を獲得したのかもしれない。

 

(提供=ミステリーニュースステーションATLAS