落語家・三遊亭円楽(66)が40代美女と不倫していると10日発売の写真誌「フライデー」に報じられた。これまでベテラン落語家が週刊誌に狙われることなどほとんどなかったが、最近、桂歌丸(79)の勇退などで「笑点」(日本テレビ系)の注目度が一気に上がり、それと比例するように笑点メンバーへの“マーク”が厳しくなっている。中でも狙われているのは、歌丸に代わって大喜利の司会に就任したばかりの春風亭昇太(56)だという。

「フライデー」は、円楽が女性と2人で都内のラブホテルに入るところを激写した。曲がりなりにも“師匠”と呼ばれる男が、女性と密会するのにわずか数千円のラブホを利用するという部分に驚きを禁じえないが、それは差し置いても円楽には妻子がおり、芸能界で今年“流行”の不倫ということになる。

 ただ、円楽は「フライデー」の直撃に対し、ラブホに入った目的は打ち合わせで不倫ではない、と説明している。それにしても気になるのは、とっくに還暦を過ぎて女性問題など抱えていなそうな円楽が「なぜ狙われたのか」という点だ。

 ワイドショー関係者は「やはりここ最近の笑点バブルが影響している」と指摘した。円楽が長期にわたって出演している「笑点」は、今までも20%近い視聴率をコンスタントに獲得する人気番組だったことは間違いない。とはいえスキャンダルを狙われるようなメンバーは、全く出演していない番組でもあった。

「『笑点』の主な視聴者はお年寄りですから。高齢者を中心に安定した人気を誇っており、出演者もほとんどが高齢。わざわざ週刊誌が狙うコンテンツではなかったが、歌丸の勇退によって一躍日本中の注目を集めることになった。そこで各マスコミの注目度も一気に高くなったのです。その結果が、円楽の不倫発覚につながったのでしょう」(同)

 大喜利司会者が歌丸から昇太に変更。さらに新メンバーとして林家三平(45)が加入、そのうえ林家たい平(51)が夏に放送される「24時間テレビ」のチャリティーマラソンランナーを務めることも決まった。

 これらの発表は、すべて「笑点」の放送で行われたため、視聴率はうなぎ上りとなった。歌丸が勇退した5月22日の平均視聴率は第1部が22・7%、第2部は27・1%。さらに昇太が初司会を務めた29日は28・1%と、現在の放送時間となった1996年4月以降では歴代最高の数字を記録。前回放送の今月5日も22・8%で、週間ランキング「その他の娯楽」部門のトップだった(関東地区、ビデオリサーチ調べ)。

 これだけ注目される番組となっただけに、笑点メンバーが追いかけられるのは、もちろんこれで終わりそうもない。中でも芸能マスコミの最大の標的は、昇太だという。

「昇太は司会に抜てきされて一躍“時の人”となった。大喜利では“結婚できない独身キャラ”としても有名になったが、いま“昇太の彼女”をつかまえれば、大きな話題になりますからね。各社、昇太への徹底マーク態勢を取るようです」と出版関係者は明かした。

 ちなみに昇太は、現在40代の女優・吉田羊と、「将来的に結婚の約束を交わした」と噂になっている。

 これは、もし吉田が50歳を迎えた時点で独身だったら昇太と結婚するというもの。だが吉田は先日、ジャニーズ所属のアイドルグループ「Hey!Say!JUMP」中島裕翔(22)とのお泊まり愛が発覚したばかりだ。

「さすがに56歳の昇太と22歳の中島では、タイプが正反対。吉田と昇太の約束は、冗談で言ってるだけでは?」とお笑い関係者は苦笑した。

 また「笑点」の人気が一気に上がったことで、他のメンバーも狙われそうだ。

「落語界には基本的に、女遊びをするのが当たり前という空気が今でもあります。今年に入って不倫が発覚した桂文枝を見ても明らかでしょう。しかもみんな週刊誌に狙われた経験もほとんどないから、ガードも甘い。当分の間、気を付けた方がいいと思いますよ」と前出出版関係者。

 数か月前まで、おじさん揃いの笑点メンバーが狙われることなど考えられなかったが、時代は変わったようだ。