プロレス通の芸人・博多大吉 美女戦士と異色対談

2016年06月08日 10時00分

ガッチリ握手する大吉(右)とSareee

 自他ともに認めるプロレス通の人気芸人・博多大吉(45)が6日、イチ押しする美人女子プロレスラーに熱いゲキを飛ばした。「タニマチ魂に火がついた」と猛プッシュするのが「ワールド女子プロレスディアナ」に所属する美女戦士、Sareee(サリー=20)だ。念願かなって対談が実現すると、その魅力と将来性を熱弁。大吉流「売り出し策」も伝授した。2人の異次元トークの行き着く先は――。

 ――本紙コラム(2月13日付)で「いい宿ロケに来てほしい女性有名人」の1位にしたのがSareee選手でした

 大吉:本音を言うと、ただただ「Sareee」って書きたかっただけで。1位をタレントさんにすると普通だし。(元女子レスラー)栗原あゆみさん以来、あまり女子プロのことは言ってなかったのでそろそろと。

 Sareee(以下ニックネームのさり):引退前の栗原さんから裏投げを伝授していただき、今使っているんです。

 大吉:タニマチ魂に火がついたのは、自分が年齢的にも収入的にもそういう立場になったので、ご飯食べさせたいって気持ちがある。ギャル曽根ちゃんみたいには食わんでしょ?

 さり:大盛り2杯とかです。

 大吉:余裕でおごってあげます。

 さり:ありがとうございます! 女子プロ界は上下関係が厳しいんですけど、芸人さんの世界の下積みってどうなのかなって。

 大吉:事務所によるんですけど、芸人の世界は厳しいんじゃないですかね。ただ、上下関係をしくじっても殴られることはない。代わりに仕事が露骨になくなる。吉本興業でいうと上下関係できないヤツは消えますね。

 さり:そうなんですね…。

 大吉:吉本では、売れてない芸人って会社の扱いが悪い。楽屋が使えないとか交通費をごまかされる。例えばテレビ局は新幹線チケットをグリーン車で渡すけど、吉本は一回換金して「お前はまだ自由席だ」って。

 さり:自分の団体は元全日本女子プロレスの方が多くて、昔の全女的なものが引き継がれているんです。先輩が着たコスチュームを洗って、畳んで試合会場に持っていったりとか。そういうのは今、他の女子団体ではやってないんですよ。

 大吉:正直、もう洗濯したくない?

 さり:そっ、そうですねえ…。

 大吉:辞めますか、じゃあ。団体を飛び出しますか。理由は堂々と言ってください。「洗濯が嫌だ!」って。

 さり:(爆笑)。

 大吉:ファンとしては上下関係があってほしい。下積みが見えないと応援しにくいというか。Sareee選手に目がいくのは、ボクが古き良き時代の全女を知ってる世代だから。全女ってドロドロしすぎでしょ!? 世界が認めるクレージーカンパニーだったので。

 さり:…(沈黙)。

 大吉:見た目がさわやかなんで、ドロドロさとさわやかさが共存できる、まれな方だと思う。そこは財産。オフィシャルでは洗濯してることにした方がいい。

 さり:やってきて良かったと今は思います。

 ――ファンとしてSareee選手と女子プロ界に望むことは

 大吉:とにかく報われてほしい。決して楽なことをやってないじゃないですか。キツイ思いして痛い思いして。会場に行ってないから偉そうなことを言うのもアレですけど、今は何か閉鎖的というか、一部のマニアのものになってしまっているんじゃないかな。打破するためには、やっぱりテレビ。ネットで何回動画再生されようが、1秒でもテレビに映って世の中に知ってもらわないと。

 さり:ハイ!

 大吉:まずファンと距離を取った方がいい。会場で会うのはいいけど「あの居酒屋にいるらしい」ってなると、価値がすごく下がる気がする。ボクは劇場でも舞台の上以外は一切、ファンに姿を見せないようにしている。出待ちから逃げるように帰ったり。

 さり:ぜひ自分の試合を見に来てください。

 大吉:マニアと仲良くやれる自信ないな…。もちろん今後も応援しますよ。こうして名前を出すくらいしかできないけど。

 さり:ありがとうございます!

 大吉:今日は飲めないでしょ? 練習でしょ?

 さり:今日は練習がないんです。お酒? この前20歳になって井上京子さんとシャンパンで乾杯した時だけです。ビールは初めてなんで…。

 大吉:よくビールなしでここまできたね。(ビールをつぎながら)これがタニマチの醍醐味だから~。

☆はかた・だいきち=1971年3月10日生まれ。福岡・古賀市出身。お笑いコンビ「博多華丸・大吉」のツッコミ担当。2014年の「THE MANZAI」覇者。故三沢光晴さんと親交が深く、芸能界きってのプロレスファン。ビートたけし本紙客員編集長が審査委員長を務める東京スポーツ映画大賞では「日本芸能大賞」を2度受賞。

☆サリー=本名・藤村沙里。1996年3月31日生まれ。東京・板橋区出身。井上京子にあこがれて14歳でディアナのプロテストに合格。2011年4月17日の里村明衣子戦でデビュー。14年12月にジャガー横田とのコンビでWWWD世界タッグ王座を獲得。必殺技は裏投げ、原爆固め。157センチ、55キロ。