日本テレビ系で2011年に放送され、高視聴率を記録したテレビドラマ「家政婦のミタ」の続編が制作されず、幻に終わる可能性が取りざたされている。

 昨年および昨年度の視聴率争いで2年連続の3冠王となった日テレだが、唯一の弱点と言われているのがドラマコンテンツだ。

「日テレのドラマは、コンスタントに視聴率2桁の番組を生み出せない。そうしたなかで絶対に実現したいのが、平均視聴率25・2%、最終回は40%を達成した『家政婦のミタ』の続編なんです」(日テレ関係者)

 日テレは幾度となくヒロインを務めた松嶋菜々子(42)を口説いてきたというが――。

「本人はやる気満々だが、夫の反町隆史が、ミタのキャラクターが定着することをひどく嫌がっている。ただはっきりと断るわけではない。いつもギリギリまで引き延ばされて結局、NGという返事」(同)

 日テレは、7~9月クールでも「家政婦のミタ」の続編をオファーしたという。ところが散々待たされた揚げ句、松嶋が選択したのはフジテレビのドラマ「営業部長 吉良奈津子」だった。

「松嶋とフジの結びつきは想像以上に強いんですよ。『GTO』『氷の世界』『やまとなでしこ』『救命病棟24時』シリーズなどに出演してきた。連ドラ主演は『家政婦のミタ』だけの日テレとは関係性が違いますから」(事情通)

 こんな仕打ちを受けた日テレだが、続編をまだあきらめていないとか。

「業界では『プライドがないのか』と冷笑されているが、高視聴率が約束されているコンテンツだからあきらめるわけにはいかない」(前出の日テレ関係者)

 松嶋が日テレのオファーを受ける日は、果たして来るのだろうか?

(視聴率はビデオリサーチ調べ、関東地区)