膀胱がんをテレビで告白し、手術後に1週間の休みを経て「とくダネ!」(フジテレビ系)に復帰した小倉智昭(69)が疑心暗鬼になっているという。

 小倉は5月13日に同番組内でがんを患っていることを自ら告白。同16日から手術のため、休養に入り、同23日に同番組に復帰し「無事に、やるだけのことはやって戻ってまいりました」と笑顔で報告した。だが、心の内にはわだかまりが残っているようだ。

「がん自体は早期発見でしたから、手術当日にも退院できるほどのレベルだった。あえて入院したのは、持病の糖尿病で大事をとっただけ。それより、小倉さんが問題視しているのが情報漏えい。がんを告白した13日朝のスポーツ紙にスクープされたこと」(制作関係者)

 実は、新聞で報じられなければ、がん告白はしない予定だったという。

「小倉さんは1週間の休みは『少し早い夏休み』という形をとって極秘裏に手術し、番組に戻ってくる予定だった。がん、手術、入院のことは一部の局プロデューサーにしか話をしていなかった。それがどこから漏れたのか、子飼いのスタッフを使ってリーク犯を捜している」(同)

 その先のリストラの動きにも目を光らせているという。

「小倉さんは『とくダネ!』の躍進は自分の努力のたまもの、ここで辞めるわけにはいかないという思いがある。それを誰かが自分を追い出しにかかっているからリークしたと疑っているんです」(芸能プロ関係者)

 ポスト小倉は、長らくレギュラー出演している笠井信輔アナウンサー(53)とみられている。それを見越してか、小倉は番組で「1週間だけお休みして、笠井君の期待に応えられないのはちょっと残念なんですけど、ちゃんと戻って参ります」とも語った。

「同時間帯ではトップの視聴率で圧勝状態ですが、フジテレビ上層部の本音は小倉から笠井アナにシフトしたい。局アナにすることで年間1億円以上の小倉へのギャラを浮かせたいからです」とフジ関係者は語るだけに、小倉の心配は尽きない。