未確認生物は、その多くが凶暴な見た目や巨体に反して臆病であり、人目を避けるように行動したり、人間を見つけるとすぐに逃げ去ってしまうケースが多い。ホラー映画などに出てくるモンスターであれば襲いかかってくるものだが、実際には普通の野生動物と変わらないような反応を見せることがほとんどなのだ。

 だが、中には人間に牙をむき、執拗に追いかけ回してくるケースなども存在している。

 米アラバマ州のある家族は、2015年よりビッグフットらしき生物が家の周辺に頻繁に姿を現すようになり、来襲を恐れていると語っている。

 ある日の深夜3時ごろ、愛犬の吠える声で家族は目を覚ましたという。家の主人が外の様子を見てみると、何者かが玄関のポーチの方に移動していく姿が見えたという。そこには翌朝出すゴミが前もって置かれていたのだが、ゴミをあさっていたのは野良犬や野良猫ではなく、立ち上がると2・5メートルもの大きさはあろうかという毛むくじゃらの怪物であった。全身が茶色の毛皮で覆われており、赤く長い髪をしていたという。

 また非常に筋肉質の体だったとも述べている。また、全身から腐ったチーズのようなにおいを漂わせていたそうだ。彼はその生物があまりに大きく、異臭も漂わせていたため、家の中から様子をうかがうことしかできなかったという。やがて、ゴミを一通りあさったその生物は、家の近くを流れる渓流の方へ姿を消していったという。

 そこに行けばエサになる物があると学習した野生動物が、人を恐れなくなり里や人家の近くに出てくるようになることが報告されている。この怪物も一度ゴミをあさったことで食べ物があると学習したのか、時おり彼の家の近くに姿を現すようになったという。

 中には外飼いの愛犬に危害が加えられる事もあったそうで、この家の家族は「あの怪物は非常に大きかったので、ビッグフットなのだろうと考えている。これ以上我々に危害が及ばないよう、祈るしかない」と答えているそうだ。

(提供=ミステリーニュースステーションATLAS)