福山雅治(47)主演のフジテレビの月9ドラマ「ラヴソング」が、これまでの8話平均視聴率8・52%(関東地区)の惨状ながら、唯一、ヒロインの藤原さくら(20)だけが意外な人気を集めている。

 いまや同ドラマの撮影現場では視聴率を意味する「数字」は禁句になっているという。これもかつての視聴率男・福山を気遣ってのもの。特に火曜日の午前中は大変だ。

「視聴率が判明しますからね。最初はだましだまし収録していましたが、現在は火曜日はなるべく収録を入れないようスケジュールをやりくりしています」(関係者)

 月9史上最低視聴率記録を更新するのは確実とまでいわれるほど、踏んだり蹴ったりの同作だが、唯一、脚光を浴びているのが新人の藤原だ。

「ここにきて、藤原がブレークしているんです。美貌やプロポーションの良さは当然ですが『演技がうまい』『ドラマで披露する歌が上手』といった声が高まり、テレビ界で注目の的になっている」(関係者)

 藤原の元にはフジだけでなく、日テレ、テレ朝、NHKなどから出演オファーが殺到しているという。

 同ドラマの主題歌「Soup」は、作詞、作曲は福山だが歌は藤原。ファーストシングルとして8日に発売される。そのPRとして複数の音楽番組にも出演。本来ならドラマがヒットし「福山がホレた声」としてCDも相乗効果を狙っていたのだろうが、残念ながら肝心のドラマは低空飛行を続けている。

「女優、歌手だけでなく、大手出版社は藤原サイドに不況のこのご時世に数百万円を提示して水着写真集のオファーを出したそうです。たかが水着ですよ。すごい話です」(芸能プロ関係者)

 同じ所属事務所の大先輩、福山を踏み台にしてより大ブレークできるか今後が注目だ。