覚醒剤取締法違反の罪に問われた元プロ野球選手・清原和博被告(48)が31日、判決の日を迎えた。判決公判の一般傍聴者の抽選を行う整理券は午前9時半ごろから、裁判所近くの日比谷公園で配布。17日の初公判では3769人が列を成して188倍の倍率だったが、この日は同8時過ぎの段階で1人だけ。配布が始まるころには約80人が列をつくった。

 都内在住の笹野秀明さん(50)は午前5時半に到着したそうで「前回は私の前に5人いたので気合を入れてきたが、肩透かしだね。今回は当たってほしい」と笑顔。自身も高校球児で、一時はプロ入りも目指していたというが、練習中のケガで断念。1つ後輩世代の清原に「夢を託した。二度と薬物はやらないでほしい。そして球界に再び戻ってきてほしい」と語る。

 ちなみに、2009年の女優・酒井法子(45)の判決公判には3030人が並び、倍率は約144倍。一昨年の歌手ASKA(58)の判決公判には21席に1074人が並び、約51倍だった。