時代劇コメディー「殿、利息でござる!」ヒットの理由は隠れキャラ

2016年05月27日 10時00分

舞台あいさつを行った(左)から中村義洋監督、阿部サダヲ、竹内結子

 阿部サダヲ(46)と竹内結子(36)が25日、都内で映画「殿、利息でござる!」の大ヒット御礼舞台あいさつを行った。時代劇コメディーの同作にはほかにも実力派出演者が揃っているが、ヒットの秘密はそれだけではなかった。

 この映画は江戸時代、重税に苦しむ仙台藩吉岡宿の農民と商人が1000両(現在の貨幣価値で約3億円)をかき集め、それを同藩に貸し付けた利ざやで窮状を脱したという実話を基に作られた。

 主演の阿部は「幅広い方に見ていただけるのがうれしい。声を掛けられる機会も多いんですけど、『見たよー。新、お江戸でござる』と言われる。もっと宣伝頑張んなきゃなって思いました」と、かつて放送されたNHKの番組と間違えられたことを明かした。

 竹内の印象を聞かれると「竹内さんのスケジュールが出ると、みんな前の日からニヤニヤしていた。『告白しろよ!』みたいなノリになってました。1人、本当に告白しそうになってました」と舞台裏を披露。竹内は「私は出番が少なかったので、現場入りする時は差し入れを持って『来たよー』って感じでした」。特に男性陣にとっては、現場の癒やしとなっていたようだ。

 そんなチームワーク抜群の作品は、興行収入6億円を超えるヒットに。映画関係者は「演技派の役者が揃い、台本も練り込まれて良質のコメディーに仕上がっている」と内容の評判も上々だが、実は隠れた“ヒットの理由”があるという。それは同作で映画初出演を果たしたフィギュアスケートの羽生結弦(21)だ。

「普段は時代劇を見ないような“ゆづファン”の若い女性やおばさまが見に来ている。羽生選手のレアなちょんまげ姿を見る機会なんて、二度とないでしょうからね。口コミで映画の評判が広がっている」(同)

 羽生の出番はほんの少しだが、ゆづファンにとっては「それでも見たい!」わけだ。現場を和ませた竹内結子と、余り映画を見ないファンの足を劇場に運ばせた羽生結弦の「結&結コンビ」が、思わぬところで観客動員を増やす原動力となったようだ。