世界中から目撃報告が上がっている未確認飛行物体。天体現象や飛行機などの誤認もあるが、中には正体不明としかいいようのない物体も存在している。それらは、地球外から来た異星人が乗ってきたものではないかとされることが多い。

 近年では、国際宇宙ステーションやスペースシャトルからのライブ映像でも未確認飛行物体らしきものがとらえられ、発見されるたびに話題になっている。

 毎日のようにどこかで目撃されている未確認飛行物体だが、その全てが太陽系外から来ているとするには疑問がある。星と星の間は非常に距離が離れているので、SF等にあるようなワープや光速航行を行ったとしても、頻繁に地球まで到達できるとは考えられないからだ。

 そんな未確認飛行物体の地球拠点ではないかと考えられているのが、軌道上に浮かぶ黒く巨大な未確認飛行物体「ブラック・ナイト」だ。ブラック・ナイトは1960年代、米ソの宇宙開発競争の最中に発見された。それぞれの国が打ち上げた人工衛星が謎の黒い飛行物体に追跡される事例が出てきて、初めは互いの国の人工衛星に追跡されているのかと思われたのだが、実際に追跡していたのは全く別の「何か」だったということが判明したのだ。

 その後、スペースシャトル船内から鮮明な姿が捉えられたり、探査機が妨害電波らしきものを受けて打ち上げ失敗する事例などが報告されるに至り、この衛星軌道上に存在する未確認飛行物体は、地球外の知的生命体による衛星基地なのではないかとみなされるようになった。

 現在でもブラック・ナイトはたびたび衛星写真などに写り込む事があり、時には大気圏内に降下して小型のUFOらしきものを放出する姿がとらえられたりもしている。そのため、ブラック・ナイトは中に多くのUFOを搭載した巨大な母船でもあると考えられている。

 ブラック・ナイトをとらえたとする画像に関しては大気圏突入前のデブリや隕石ではないかとする説もあるが、大気圏外で目撃されるものなので詳細や真偽に関してはまだ不明の部分が多いようだ。

(提供=ミステリーニュースステーションATLAS)