日大・板倉教授は「清原被告は50%の確率で一発実刑」の可能性を指摘

2016年05月18日 11時00分

板倉宏氏

 覚醒剤取締法違反(使用など)の罪で起訴された元プロ野球選手・清原和博被告(48)の初公判が17日、東京地裁で開かれ、検察側は懲役2年6月を求刑した。薬物事件に詳しい「弁護士法人・響」代表の西川研一弁護士(45)は検察側の求刑について「覚醒剤の所持、使用、譲り受けの3つが合わさるので、比較的妥当だと思います」とコメント。

 弁護人がこの短期間に親友・佐々木主浩氏の証人出廷、父親の手紙、地元岸和田の人々からの嘆願書をまとめたことに「なかなかできることではありません。(弁護人は)相当努力なさったと思います。裁判官にも更生を後押しする方々の熱意が伝わったと思います」と評価した。これらは同被告に追い風として働くと考えられる。

 西川弁護士は最終的な量刑について「懲役2年プラス1~2か月、執行猶予3~4年が相場でしょう。更生プランの具体性に欠けるという指摘もありますが、影響は小さいと思います」と予想した。

 日大名誉教授(刑法)の板倉宏氏は求刑年数は妥当としつつも「50%くらいの確率で実刑判決もあるのでは?」と指摘する。それは薬物の使用年数の長さ、依存度、入手ルートに暴力団が関与していることなどから「入れ墨も入っていますし、会話の中で暴力団の名前も出していたと聞きます。裁判官が清原被告を暴力団の準構成員と認定した場合、一発実刑の可能性もある」とみている。