それでも莫大な借金を背負う!?「ゲスの極み乙女。」川谷絵音(27)との不倫騒動を経て、13日にテレビ復帰したベッキー(32)にかねての懸案が重くのしかかってきた。騒動により放送できなくなったCMなどの違約金をめぐり、バトルが勃発。ベッキーの所属事務所は川谷サイドに折半を提案したが「プライベートな問題」を理由に拒否されたという。双方の関係は冷え切っており、このままではベッキーだけが割を食うことになりそうだ。

 ベッキーが約3か月半ぶりの復帰を果たした13日放送のTBS系「中居正広の金曜日のスマイルたちへ」の平均視聴率は24・0%を記録。瞬間最高視聴率は番組最後の午後9時58分の26・6%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)で、世間の高い関心がうかがえる結果となった。

 だが、完全復帰となると話は別。記者会見もせずに、本紙昨報通り特定の局で復帰を決めたことには他局やマスコミから反発の声が上がっている。金スマに関しても「今後の出演は未定」で、世論の反応を見極めてからとなりそうだ。

 そんななか、カギを握るのが19日発売の「週刊文春」(文芸春秋)。芸能リポーターの井上公造氏(59)は16日放送の日本テレビ系「情報ライブ ミヤネ屋」のなかで「騒動は終わりじゃない。今後のタレント人生を左右する出来事が今週、起きると思う。文春サイドは駒をまだ持っている」と予告。トドメの“文春砲”炸裂をにおわせたが、関係者によると「新たなスキャンダルではなく、川谷との離婚が成立した元妻の現在の心境が掲載される見込み。各局が様子見するなか、最後は奥さんが許すことで、ベッキーの道が開かれるという意味のようだ」という。

 とはいえ、まだ“後処理”は残っている。騒動によりベッキーはCM10本を降板。その違約金は億単位と言われる。例えば某スポンサー企業では契約更新を見越して、昨年末の段階でベッキーのクリアファイルやポスターなどのグッズを製作。それがすべてパーになり「CM以外にも5000万円以上の損失が出た。当然、当事者に支払いを求めていく」(同社社員)という。

 しかし今回は、川谷が既婚者であることを隠してベッキーに近付いたという“免責事項”がある。そのためベッキーの所属事務所は川谷の所属レコード会社を通じ、川谷側に損害金の負担を提案。ネット上でも「川谷も違約金を負担しろ!」との声が飛んでいるが…。

 川谷側の答えは「NO」。

 事情を知る関係者は「ベッキー側の『おたくは○億円払え』というような物言いに、川谷サイドが態度を硬化。『不倫はあくまで2人のプライベートの問題。法的に支払い義務は生じない』と開き直ったそうです。本来、ベッキーと川谷の事務所は火消しのために助け合わなければいけないのに、いまや冷戦状態ですよ」と明かす。

 現在も協議は続いているというが、このまま川谷側が突っぱねれば、かなりの額の債務をベッキー側が背負うことになる。一説にはベッキーと所属事務所が折半すると言われているが…。

「こまめにためていたベッキーには1億円以上の貯蓄があると言われていますが、それでも巨額の借金を背負うことになる。そもそもテレビ復帰を急いだのも、負債を返済するため。これまで通り仕事ができるのなら、返済のメドはすぐに立ちますが、そうはいきそうもない。ベッキーは『不倫』のほかに『借金』という十字架を背負うことになる」(テレビ関係者)

 1度の過ちで名声と仕事を失い、おまけに借金まで背負うのは少々酷ではある。

 ベッキーにとって初スキャンダルはとんでもなく高い“勉強代”となったようだ。