人気歌手・南こうせつ(67)が14日、東京・日比谷野外音楽堂で「第25回 南こうせつGREEN PARADISE」を開催。タレント・黒柳徹子(82)、歌手・森山良子(68)、ものまねタレント・コロッケ(56)がゲストで登場し、満員の観客を沸かせた。

 1992年から続く“夏の野音”をライフワークにしている南は、大ヒット曲「神田川」「妹」を熱唱。3時間を超すパフォーマンスを見せた。

 大分県出身の南は、地震で被災した故郷の現状に触れ「長引いています。終息宣言が出ていないことがみな、精神的に痛んでいますね…。震度2、3でも深夜寝られない状況」と伝えた。

 また被災者の心のケアが大切だとし「これからは僕らが行って歌ったり、笑わせたりすることが大事。寄り添うという心を持つことが必要です」と語った。

 南が6月22日に東京・渋谷区のNHKホールで行う「熊本地震復興チャリティーコンサート」には、歌手仲間の伊勢正三(64)、さだまさし(64)、秦基博(35)らが出演。この日のゲスト3人にも、同コンサートの出演を依頼した。

 頭を下げる南に、コロッケは「その日は舞台があるのですが、終わる前までに必ず駆けつけます」と、フォークの大御所に約束した。