東京・池袋にある“アイドルイベントの聖地”サンシャインシティ噴水広場が29日、リニューアルし、歌手・西城秀樹(61)、タレント・松本伊代(50)、タレント・早見優(49)ら、往年の人気アイドルがオープニングイベントを盛り上げた。

 吹き抜けのオープンスペースで、道行く人が階上からも見下ろせる噴水広場は、アイドルの新曲発表会やミニイベントの名所だ。1982年にサードシングル「TVの国からキラキラ」のお披露目でステージに立った松本は「“あ、なんかアタシもちょっと一人前になったな”みたいな…。“あんな上までお客さんがいっぱいになってる。うれしい~!”っていう感動がすごいあったのを覚えてる」と振り返った。

 一方、83年に噴水広場デビューした早見は「新曲を出すたびに噴水広場で披露させていただいたのを覚えてます。ホントに感慨深いものがあります」としみじみ。5月5日には伊代と同所でライブを行う。

 サンシャインシティの開業は78年10月。その直後のステージで同所のスタートを盛り上げたのは、当時のトップアイドル西城だ。2度の脳梗塞で自力歩行が困難になってしまったが、この日も早見の手を借りて登場するや「もう何回も来てるんでね、なつかしいですね」と第一声。司会の東大卒タレント・八田亜矢子(31)から「最後は西城秀樹さん、やっぱりあの歌で締めたいと思うんですが、よろしいでしょうか?」と振られると、「あの歌ですね。野口五郎の歌!」とボケる余裕までみせた。

 再び八田に「野口五郎さんの歌じゃないですよ」と突っ込まれるや、今度は「じゃ郷ひろみの…」とボケて会場を沸かせた。

 センターにマイクスタンドが立てられ、準備が整うと、西城は突然「イェ~イ!」と3回絶叫。「ヤ~ングマン!」と自ら曲振りを買って出た。往年の名曲「YOUNG MAN(Y.M.C.A)」のイントロが流れると、若手の美少女ユニット「X21」やイケメングループ「龍雅」、人気子役・本田望結(11)も巻き込み、振り付きで大合唱。松本や早見の親衛隊からも「西城さ~ん!」「秀樹~!」とコールが飛んだ。