演技派女優の黒木華(26)が22日、都内で行われた主演映画「リップヴァンウィンクルの花嫁」の大ヒット舞台あいさつに岩井俊二監督(53)とともに登場した。

 3月末から全国28館で公開していた同作は、3時間と長編ながら根強い支持を得ているため、新たに23館の追加公開が決定した。

 舞台あいさつでは観客からの質問を受けつけた。男性ファンから“昭和顔”であることを指摘された黒木は「岩井さんは“平成の最先端女優”と言ってくださった。そんなに“昭和顔”なのかな」と頭をかく。そして「昭和の女優さんは凹凸のあるしっかりしたお顔の方が多い。昭和の女優さんと比べたら(私は)薄い」と続けた。

 それでも黒木は「(出演している)『真田丸』は違和感なく見ていただける」とニッコリ。時代劇に映える“昭和顔”で、多くのファンを魅了しているとの思いはあるようだ。

 一方、岩井監督は熊本地震に触れた。

「友人の監督の行定勲(47)が熊本出身。震災直後から(行定監督は)向こうに渡ったけど、道がふさがってご実家にたどり着けない」と明かし、人気監督が置かれた厳しい現状を代弁した。