伝説のロックバンド「ゴダイゴ」が18日、都内で「デビュー40周年メモリアルプロジェクト」の発表会見を開き、熊本地震被災者への支援を約束した。

 ギターの浅野孝已(64)は13日から16日まで、福岡・北九州市に滞在。「余震も本震も経験し、体がずっと揺れているような感じ。携帯電話の警報が鳴りっぱなしだった。震源から離れていたにもかかわらず、ベッドから落ちるほど揺れた」と明かした。

 また、リーダーのミッキー吉野(64)は「こういう時期なので、申し訳ないという気持ちはある」と前置きしながら、「原爆、原発の問題もあるし、地震も多い。これほど試練のある国はないが、そのたびに乗り越えてきた。今回も絶対乗り切れると思う。常に応援していきたい」と支援を誓った。

 ゴダイゴは1980年、ネパールの首都カトマンズ(当時人口30万人)で6万人を集め、ロックバンドとして初めてコンサートを開いた縁から、昨年4月のネパール大地震後に募金活動を行ってきた。この活動を広げるという。

 なお、20日には80年の中国公演などを収録した「GODIEGO Collectors’DVD BOX2~Archives Selection~」が発売。22、23日には東京文化会館でコンサートを行う。