失踪騒動を起こしたと思ったら、出演が危ぶまれたイベントに登場し大暴れ…。最近、お騒がせ続きのタレント・岡本夏生(50)が14日、テレビ界引退の意向を明らかにした。自らの意思でテレビとは一線を画すような趣旨の発言だったが、実情は違うという。引退よりも“追放”に近いとみられている。どういうことなのか。

 岡本は4年半もレギュラー出演し、ライフワークとも言えたTOKYO MXのバラエティー番組「5時に夢中!」を先月29日に降板。よほどショックだったのか、それ以来音信不通になってしまった…。 

 その後、11日に都内で開催されたふかわりょう(41)とのトークイベントに登場するや、暴言を連発し、ふかわとマジゲンカを始めるなど大暴走。12、13日の出演がとりやめとなったのは本紙既報通りだ。

 事情を知る関係者は、「あまりのひどい内容に途中で帰るお客さんもいたほど。主催者サイドもカンカンで岡本さんは即降板となった」と明かした。

 そんな岡本を14日に直撃したのが、日本テレビ系のワイドショー「情報ライブ ミヤネ屋」だった。ノーメーク姿で取材に応じた岡本は「私はもう、テレビの世界に出ることはほぼないと思うので。イベントをやったり、地道に自分の等身大の活動を、食べられる程度で頑張っていければいいかな」とコメント。

 さらに「ひっそりとテレビ以外の世界で生きていこうかな、と思っています」と、“テレビからの引退”を宣言した。

 自ら身を引くことを表明した格好だが、実際は「引退」という言葉では片付けられない、との見方が強い。テレビ局関係者はこう明かす。

「引退というより“追放”に近いのではないか。岡本は以前、自分でも『私は全局出演NGよ』とネタにしていたが、これは本当のこと。『タブーを恐れない』という姿勢がウリで、最後のトリデとも言えたのが(キー局の系列でない)TOKYO MXだった。それがダメになってしまったとしたら、ほかに使う局はまずありえない」

 敬遠される理由は、過激な言動だけではない。岡本をよく知るディレクターは「要は面倒くさいんですよね。岡本さんはマネジャーを付けず、仕事の交渉を自分1人でやることは有名だけど、実際にギャラや肖像権がああだこうだとか、ものすごく細かい。テレビ局とタレントは“あうんの呼吸”でやっていかないと物事が進まないのに、岡本さんは注文が多くて気難しい。彼女とやりとりして、疲弊したスタッフを何人も見てきましたよ」と話す。

 こうしたことが積み重なり、いまや岡本は全局から「取扱注意」となっている。本人もそうした空気は察知しているため、引退宣言するしかなかったのだろうが、実際は“追放”に近いようだ。