本紙既報通り、今夏の参院選で自民党の目玉候補として出馬が検討されている壇蜜(35)の周辺が早くもきなくさくなってきた。本紙報道を受け、過去に壇蜜と“ケンカ別れ”した関係者たちに接近を図る怪しい人間がみられるというのだ。2012年にブレークした壇蜜をめぐっては、当時の恋人や口説きにかかった男、事務所移籍をめぐるトラブルなどがささやかれた。立候補にあたって身辺整理は欠かせないものだが、壇蜜の“スキャンダル爆弾”に火がつくのか!?

 デビュー当初の壇蜜といえば、ヌードをはじめ過激な発言と行動で注目を集めた。醸し出す独特のオーラは男性のみならず女性をも魅了。主演映画「私の奴隷になりなさい」を観賞した、奇抜な発言で知られる岡本夏生(50)が「私は、出る芽は抜き取るタイプだけど、壇蜜さんは素晴らしく美しい! 負けました。私の後継者です」と勝手に後継者に指名したほどだった。
 そのタイミングで様々なあつれきも生まれた。

 2013年には突然、所属事務所を移籍。前事務所とのトラブルが原因とされたが、本当の理由は判明しなかった。ところが、先週末の本紙による参院選出馬報道を受けて「そのトラブルの真実が明らかにされようとしている」と言うのは、ある出版関係者だ。

「事務所移籍の際、前事務所の社長はかたくなに口を閉ざした。ただ、その時『3年たったら全部しゃべる』と周囲には漏らしていたんです。ちょうど今年で3年が経過し、東スポ報道を受け、報道関係者から“闇の紳士”まで、前社長に接触を図ろうとしている人間がいます」(前出出版関係者)

 移籍の事情についてはこれまで、前事務所による酷使に愛想を尽かした壇蜜が、現事務所の関係者に相談したことがきっかけとされた。そうした話を一気にひっくり返す“新事実”が明らかになるようなことがあれば、知的イメージタレントへの転身が成功しつつある壇蜜も気が休まらないだろう。

 ブレーク当時に交際していたといわれる有名写真家の息子との“別れ”についても、様々な噂が飛び交っている。

「元カレとのヤバイ写真が、いまだにたくさんあるという話です」と明かす芸能プロ幹部はこう続ける。

「別れ話は前事務所の社長が同席する中で行われた。その際、壇蜜と彼氏のヤバイ写真について『絶対に表に出さないように』という取り決めがなされた。というのも、元カレは別れには反対だったが、泣く泣く承知させられたという経緯があった。逆恨みで暴露されては困るという考えがあったから。もし本当に自民党が壇蜜を擁立に動けば、写真の存在は大スキャンダルになりかねない」

 本紙既報通り、最近の壇蜜は以前のセクシーキャラを前面に押し出した芸能イベントへの出演などはめっきり減り、セクシータレント筆頭の座は橋本マナミ(31)に譲ったような形になった。

 壇蜜は昨年から、防衛省の自衛官募集をPRする“リクルート隊長”としてCMキャラクターにも就任。昨年、成立時に紛糾した政府・与党の安全保障関連法制を後押しする役割を果たした。それだけに自民党は「壇蜜には宿敵・民進党の蓮舫代表代行(48)が出馬する東京選挙区か、自民党への集票が期待できる全国比例で出馬させたい意向」(永田町関係者)と言われる。

 自民の参院選“目玉候補”では、作家の乙武洋匡氏(40)が不倫発覚で出馬断念に追い込まれたばかり。期待の壇蜜も出馬が固まった後に過去のスキャンダルが暴露されたら、乙武氏の“二の舞い”になりかねない。

 3日放送のテレビ番組では出馬を否定した壇蜜だが、自身のブログでは触れていない。スキャンダルを“栄養”にして存在感を高めたけうなキャラクター。最近はイベント登場なども少なくなっているだけに、出馬情報とともに、過去をめぐる不穏な動きさえも本人にとっては「願ったりかなったり」なのかもしれないが…。