T.M.Revolutionの西川貴教(45)が6日、都内で自身が代表取締役社長を務める「株式会社突風」の事業戦略発表会を開催。今月8日の劇場公演をもってAKB48を卒業する高橋みなみ(24)も出席し、同社の特別顧問に就任したことが発表された。

 スーツ姿で登壇した高橋は神妙な面持ちで「西川さんに任命を受け、AKBを卒業するタイミングで、この大役をうれしく思います。少しでも力添えできるよう、まい進していきますので、よろしくお願いします」とあいさつ。西川は「10年間大きなグループをけん引し、トップに押し上げたリーダー論を存分に発揮してもらいたい」と力を込めた。

 同社は今月1日に設立が発表され、同日、法務局に設立登記を行った。「ひとに、社会に、地域に、風を吹かせたい。」をスローガンに、西川のデビュー20周年関連事業を企画・運営し、地域活性化施策事業なども行い、社員募集もするという。

 具体的な施策として、代表曲「HOT LIMIT」の衣装を「ホットリミットスーツ(簡易版)」として販売することを発表。地域の活性化を目指し、西川自身の画像素材を故郷・滋賀県内の企業に向けて無償で提供することも明かされた。

 高橋の類いまれなリーダーシップを評価しているという西川は「日本や社会に活用していただきたい。僕は5~6年前から説得していた。聞き入れてもらえなかったけど、田原(総一朗)さんが言うようにいつか政治家になってくれたら」と熱弁。

「そうなったら、リアル総選挙でしょ」と困惑する高橋をよそに、「僕も(政治家転身を)口説いているが、全然聞き入れてくれない。でも、企業や社会のためにやっていって、後々その気になってくれるんじゃないかと。存分に貢献して、日本のため、世界のために」と政治家転身を勧めた。

 会見後の囲み取材で改めて特別顧問としての決意を問われた高橋は「お世話になっている大先輩。社長にお力添えできれば。貴教と頑張っていきたい」と“名前”で呼ぶと、西川は「そういう言い方、すんなよ!」と焦りながら注意した。

 先月27日に行われた高橋の卒業コンサートを観覧した西川に、高橋は8日のAKB48劇場での卒業公演への来場を「見に来てくださいよ。最前列を用意します。社長が見に来ていただけると心強いな」とおねだり。西川は「積極的に検討させていただきます」と話すにとどまった。

 恋愛解禁後の初ロマンス相手に期待される西川だが「高橋さんからはいろんな話をうかがって。悩みを相談されたりして、AKBに詳しくなったけど、そういうふう(恋愛対象)に見れない。(卒業後に)会っても(会社の)突風のことで打ち合わせで飲食店で会うくらいですよ」と熱愛発展を否定した。