俳優の阿部サダヲ(45)、瑛太(33)、妻夫木聡(35)、女優の竹内結子(36)らが6日、東京・千代田区の丸の内ピカデリーで行われた映画「殿、利息でござる!」(5月14日公開)の完成披露試写会に登場した。

 江戸時代、仙台藩下の吉岡宿で実際に起きた“ビンボー脱出大作戦”が映画化された。重税に苦しむ百姓たちが立場逆転のため、1000両(現在の貨幣価値に換算すると約3億円)を必死に貯蓄。その金を仙台藩に貸し付け、利息を稼ぐまでを描いた爆笑コメディーだ。

 主役・造り酒屋の穀田屋十三郎を演じた阿部は「会場を見回すと(共演した)千葉(雄大)君のボードが多いので、少し緊張します」と自分のファンを探し、見つけると「あっ、手書きの『サダヲ』ボードありがとう!」と親指を立てた。

 司会者から「3億円あったら何しますか?」と聞かれると、「このキャストで映画を1本作れたらいいなと思います。いい現場でした」と話す。これにきたろう(67)は「本当のこと言えよ!」と突っ込んで笑いを誘った。

 竹内は「2億9000万は現金で取っておいて、1000万は宝くじを買って、当たったら映画制作のために投資します!」と現実的だった。

 きたろうは「野球賭博で3億円を20億円にして難民を救いたい。本音です」ときわどいジョークで会場をざわめかせた。