歌舞伎俳優の市川海老蔵(38)が5日、京都市の京都タワーで、6日から上演する特別公演「源氏物語 第二章~朧月夜より須磨・明石まで」(京都劇場)の成功を祈願した。

 同公演は、海老蔵が企画した歌舞伎×オペラ×能楽のコラボレーションによる意欲作「源氏物語」の2年ぶりの続編だ。

 海老蔵は「京都劇場なので駅から降りてすぐに来られるという感覚で来てもらえれば。オペラも、能も、お花も、日本舞踊もあります。源氏物語は藤壺の章からで、非常に物語として展開を見せる。それを絵巻物的に見せていくのを体感していただきたい」と意気込みを語った。

 先月30日に、女優・藤原紀香(44)と結婚した歌舞伎俳優・片岡愛之助(44)にブログで「おめでとう」と投稿していた海老蔵は、報道陣から祝福コメントを求められ「おめでとう!」と力強くひと言。

 結婚後はまだ話はしていないそうで「今って、しゃべりづらいじゃないですか。決まってすぐだし、向こうもそうじゃないですか?」と苦笑い。だが「去年の12月に顔見世で紹介されました。僕の誕生日も12月なんですけど、愛之助さんと紀香さんの連名でネクタイを頂戴しました」と裏話を披露し、「フワフワしてましたよ」と愛之助の様子を明かした。

 海老蔵は“梨園の妻”について「家によって違いますからねぇ。近年は奥様方が劇場に足を運ぶようになった。そういったものをどうとらえて、続けていくのか、やめるのか、考え方は違う。歌舞伎役者はしきたりや決まり事がキチンとありますが、奥様方はあるようでないので大変だと思う。目立つということも難しいでしょうし。そういうところが次の課題なのかもしれないですね」との考えを示し、苦労を気遣った。

 紀香については「人のうちの奥様ですから、頑張ってほしいも何もないですが」と笑いながら「いろんな事をいろんな方に教わりながらなさるんだと思います」と話した。