2014年1月に亡くなったやしきたかじんさん(享年64)の遺志を継いで活動している「OSAKAあかるクラブ」が1日、大阪市内の「堂島リバーフォーラム」でたかじんさんの遺品や108枚の初公開写真を展示する「やしきたかじんメモリアル展 かかってこんかい!」をスタートした。

 たかじんさんは生前「大阪のために頑張ってくれた人たちを表彰したい!」と熱く語り、同クラブに2億円、大阪市に3億円、母校に1億円を寄付した。同クラブではその寄付をもとに「たかじんメモリアル基金」を設立。大阪に貢献した人を表彰し、100万円から500万円を授与する。対象者や受賞日などについては専門家を交え、これから練っていくそうで「たかじんさんの誕生日である10月5日をひとつの目標にやっていきたい。公益性を担保して、基金をしっかり増やしていきたい」(同クラブスタッフ)という。

 たかじんさんの遺産をめぐっては、妻さくらさんから遺贈を放棄するように求めたとされる騒動があったが、同クラブは「問題なく解決している」と話した。

 また、この日たかじんさんの本名が「たかじ」であることが分かった。メモリアル展に展示されているたかじんさんの文集に「家敷隆仁(やしきたかじ)」と署名されており、前日に訪れたたかじんさんの弟も「戸籍ではたかじになっている」と話していたという。

 同イベントには、たかじんさんと親交が深かったお笑いコンビ「ハイヒール」のリンゴ(54)とモモコ(52)も出席。たかじんさんの本名判明に「たかじ? ホンマのホンマですか?」と驚いたモモコは「私、息子(仁一郎さん)の名前、たかじんさんの「仁」もらってるのに。じいちろうって呼ばなアカン」と笑いに変えた。