地域自虐が過激すぎると話題の大ヒット漫画「翔んで埼玉」(魔夜峰央・宝島社)が「新所沢パルコ」とコラボすることが1日、わかった。

 同漫画は「埼玉から東京に行くには通行手形が必要」「埼玉と言うだけで口が埼玉になる」「サイタマラリヤ」「そこらへんの草でも食わせておけ!」など埼玉と県民をディスりまくる作品。

 メチャいじられている所沢と「翔んで埼玉」が、握手して「新所沢を盛り上げよう!」と意気投合したのだ。

 これは革新的な“自虐コラボレーション”とも言える。

 同漫画はマツコ・デラックスが出演する「月曜から夜ふかし」(日本テレビ系)などテレビが取り上げ、ネットで話題になり昭和61年の初版本が、平成の世に復活して再販となり55万部を売り上げた。

 魔夜峰央氏は大ヒット漫画「パタリロ」の作者でもあり当時、所沢在住(現在は別の場所)だった。

 奇しくもこの物語が描かれた1983年に開業した新所沢パルコが「ここまで話題になれば、地元にも集客ができる」として、大規模リニューアルが完成するゴールデン・ウィークのタイミングで、「翔んで埼玉」を広告に起用することを決めた。

 その他「翔んで埼玉フェア」と題して各種イベントを実施予定。G・Wは新所沢パルコが「翔んで埼玉」の聖地となる。