今月末で退社しフリーアナとなるフジテレビの「カトパン」こと加藤綾子アナウンサー(30)が1日、メーンキャスターを務めてきた情報番組「めざましテレビ」(月〜金曜午前5時25分)の最後の放送に臨み、涙まじりにこれまでを振り返った。

 終盤に過去の出演場面が放送された後、加藤アナは「7年半、まさか自分でもここまで続けてこられるとは思っていませんでした」と笑顔で語っていたが、東日本大震災での取材経験に触れたところから涙顔に。被災者に「めざましテレビ見ているよ」など、温かい言葉をかけてもらい、「こんな私でも人の力になれることがあるんだなと思って、ここまでやってくることができた」と感極まった様子で話を続けた。

 キャスターの三宅正治アナ(53)から「めざましテレビ、フジテレビの顔として、睡眠時間を削られる激務の中、いつも明るい笑顔で番組を支えてくれました。その陰では後輩たちにいつも寄り添い、悩みを聞き、育ててくれた。あなたの思いは後輩たちの中にずっとずっと生き続けることでしょう。その成長をこれからも見守り続けてください」と卒業証書を受け取り、後任の永島優美アナ(24)からは花束を手渡された。

 加藤アナは視聴者に向け「本当に幸せな8年間でした。視聴者の皆様と毎朝『おはようございます』とごあいさつできて幸せでした。ありがとうございました」と感謝の言葉を絞り出した。

 最後のめざましジャンケンは「チョキ」。そして「感謝の気持ちしかありません。今日も元気に、いってらっしゃい!」と満面の笑みを見せた。

 続いて放送された「とくダネ!」では、小倉智昭キャスターから「お疲れさまでした」とねぎらいの声をかけられたが、「最後の占いで(自分の)ふたご座を最下位にしていただいて、ありがとうございます」とのブラックジョークも。なお、「めざましテレビ アクア」ではフリーアナの牧野結美キャスター(26)が卒業となった。