上方落語協会の次期会長候補者選挙が31日、大阪市内の天満天神繁昌亭で行われ、演歌歌手・紫艶(38)との不倫問題に揺れる桂文枝現会長(72)が最多得票(非公開のため票数は不明)を獲得し、候補者として再選された。

 文枝が長年司会を務める朝日放送「新婚さんいらっしゃい!」の番組収録のため不在の中、協会関係者ら253人の互選で選挙は行われた。

 選挙終了後に報道陣に応対した桂春之輔副会長(67)は「相変わらず陽気な雰囲気の中で、たえず笑いを取りながらやってました。何もやましいところもないし、堂々としております。(非公開だが)いっぺん、選挙の模様を皆さんにお見せしたいくらいです」と笑いながら選挙の様子を明かした。

 文枝の不倫騒動について厳しい批判などはなかったかと聞かれると「特にそのことで会長への資格うんぬんだとか、糾弾するだとかの意見はありませんでしたよ。皆さんのご期待とはちょっと違うかもしれませんけど」と冗談交じりに説明した。

 文枝は2003年から同職にあり、5月に行われる予定の理事会で正式に承認されると8期目となる。