女優の藤原紀香(44)と歌舞伎俳優の片岡愛之助(44)が、周囲の反対の声を“完封”し3月30日に電撃ゴールイン。31日には2人そろって都内のホテルで会見を行った。桜の花同様に幸せ満開だが、紀香に対しては「梨園の嫁としては目立ち過ぎる」「あの年齢で跡継ぎは大丈夫なのか」などと一部から反対の声が出ていたのも事実。こんな声を抑え込み、プレーボーイで鳴らした愛之助をすっかりその気にさせた裏には、美熟女ならではの“愛のテクニック”があった――。

 昨年10月、一部で「3月結婚」と報じられたように、2人の結婚のタイムリミットは、今春といわれていた。結婚を反対している周辺関係者も少なくないがゆえに、時間がたつほどにゴールインが難しくなるとみられていたからだ。おまけに今年に入ってからも、関係各位へのあいさつ回りがうまくいっていないなどと噂されていただけに、突然の発表に驚いた梨園関係者も多かったようだ。

 愛之助といえば周知の通り、昨年夏ごろまで、熊切あさ美(35)と交際していた。

「熊切さんは梨園関係から反対の声が多すぎました」とはある舞台関係者だ。一方の紀香については「当初より反対する声も少なくなり、むしろ歓迎ムードさえ出ていた」(同)という。

 いったい紀香に対する梨園の評価が変わっていった理由は何だったのか? それは、周囲が見ても納得せざるを得ない愛之助に対する献身ぶりだったという。

「交際当初の愛之助さんはちょっと太り気味だったんです。熊切さんと別れて独り身になったことで、食生活やお酒、ストレスなども含めて荒れていたのが健康面に悪く出ていたのでしょう。そんな愛之助さんに野菜中心の和食を作っていたのが紀香さんだったんです」と話すのはある芸能関係者だ。人気女優が仕事の合間を縫って、せっせと手料理を作る――若い女優やタレントには簡単にできることではない。こんな意外性に愛之助はもちろん、周囲の見る目も変わっていった。

「食生活だけではなく『疲れが取れるから』と疲労回復のために酸素カプセルを一緒にやってみたり、紀香さんがやっている加圧トレーニングを愛之助さんも導入したといわれています。愛之助さんの肉体改造を運動面、食事面から支えていたそうです」(前出の芸能関係者)

 そんなサポートは2人の仲をより密にさせる効果も絶大だったようで、ダイエットにも成功した愛之助は紀香に本気で応えるようになった。

「昨年、紀香さんに300万円もする腕時計をプレゼントしているんです。おそろいですのでペアで計600万円でしょうか。それだけ紀香さんに傾倒していたのでしょうが、ペアウオッチを喜んでしている2人が目撃されていました」(前出の舞台関係者)

 プレーボーイとして知られた愛之助も、さすがに紀香にここまで献身的に尽くされては、遊びでは済ませられなかったに違いない。紀香への思いは日ごとに強まり、今年に入ってからは熱くゴールインに向かってひた走っていたというのもうなずける。

 だが、梨園といえば、気になるのは跡継ぎ問題だ。四十路半ばの新婦・紀香に周囲が「大丈夫なのか」と心配するのもやむを得ないところ。

 それでも「紀香と一緒になる!」と覚悟を決めた愛之助にとっては、さほど重大事ではなかったようだ。

「そもそも愛之助自身が養子に入って歌舞伎役者になっているので、その辺は考えなくてもいいと言われているんじゃないか」(前出の舞台関係者)

 気になる紀香の体調だが「先日、始球式をやってますからね。妊娠しててあれをやるようなことはないでしょう」(同)というから、おめでたではなさそう。

 2009年3月、陣内智則(42)との2年間の夫婦生活を経て離婚した紀香にとっては2回目の結婚となるが、今度こそ間違いない相手となりそうだ。