SMAPの育ての親・I女史がジャニーズを去り、ジュリー副社長をトップにした新体制が整いつつあるという。

 I女史がジャニーズを辞めてから、2か月ほどたった。この間にも内部では様々な人事が行われていたという。「かなり組織を変えたようですが、当然のことながら、トップにはジュリーさんが立ち、制作、宣伝、マネジメントなどかなり組織だってきた」(芸能プロ関係者)

 肝心の担当もようやく落ち着いたという。「ファンも心配しているのはI女史派閥のグループだったSMAPと『Kis‐My‐Ft2』でしょうが、SMAPに関してはフジテレビとのコネクションが強いといわれる役員が受け持つことになったようですし、キスマイも以前、嵐がブレークしたときのマネジャーが担当に付くことになったそうです」(同)

 I女史が去ることで、SMAPやキスマイが冷や飯を食わされるのではという見方もあったが、この布陣を見る限りは「その心配はないのでは」(同)という。

「I女史が辞めたから、SMAPもキスマイもダメになりましたでは、世間から“干した”とも見られかねないでしょうし、ジュリーさんとしても、I女史と比較して実力に疑問符が付きかねないってこともあるんじゃないかな。そうはいっても、SMAPのギクシャク感は誰が見ても分かるように、どんなにスタッフを固めてもメンバーのモチベーションだけは変わらないからね。どんなに頑張ってもダメなものはダメかもしれませんけどね」(同)

 社長の座の禅譲こそ行われていないが、メリー副社長をトップとした一極集中の新体制でスタートをした。ただ、問題がないわけでもない。

「I女史のように、敵対する人の末路を見てきているわけです。盾突く人はどうなるかという空気感も芽生え始めて、何から何までジュリー副社長にお伺いを立てなければという具合になってしまったそうです。Iさんがいない今、当然、見なければいけないグループは増えていて、さすがにジュリー副社長もキャパオーバーを来しているみたい。母親のメリー副社長に、何でIさんを切ったんだとキレているそうです。SMAPくらいは面倒を見させておけばってことのようですが、とはいっても親子ゲンカですから、どこまで本気かは分かりませんけどね」(芸能プロ幹部)

 この新体制がうまくいくかどうか。これからも見続けていく必要がある。